2016年06月28日

サマーカレッジ2016(第1回目)が開催されました!

本学東広島キャンパスのオープンキャンパスと時を同じくして、6月19日(日)に、
広島国際大学心理学部と東広島市との共催で市民生涯学習講座を開講いたしました。

この市民講座は2007年度から毎年恒例でおこなわれており、おかげさまで今年で10年になります。
今回は東広島市をはじめとする広島県内に在住されている60名の参加がありました。

午前中は、心理科学部 臨床心理学科 甲田純生 准教授の 『「星の王子さま」を哲学する』、

午後からは、心理科学部 コミュニケーション心理学科 関口彰 教授の 『デザインと心理学』 、

そしてオープンキャンパスと共催企画の模擬講義、
心理学部 心理学科 大島聖美 助教の 『相手も自分も大切にしたコミュニケーション』

または、学内施設見学(オープンキャンパスイベント)をおこないました。

午前中の講義では、出版されて70年の「星の王子様」の童話を題材に、哲学の世界へといざなっていただきました。
大人たちは、「大切なこととそうでないことをごちゃまぜにしている。」「大切なことがわからずに、堂々めぐりをしている。」「数字が大好き。」、ということを物語様々な場面をとおしてお話され、それゆえに見失ってしまう大切なことについて解説されました。

午後からの講義では、デザインはヒトの心理を考慮して創られているものが多いこと、現実のものとヒトが知覚するものは同じではないこと、それらを具体的な 事例をおりまぜながら解説されました。ちなみに、ケーキ屋さんでは、どのデザインのケーキが一番売れるのかを参加者の皆さんに考えていただいたのですが、 流行り・廃りもありますが、長い目で見ると、「いちごのショートケーキ」が一番売れるそうです。(笑)

また模擬講義では、いろんな場面においてどのように対応すれば、よりよいコミュニケーションがとれるのかをわかりやすく教えていただきました。

参加者の皆様からは、「星の王子様をもう一度読み直してみようと思います。」
「デザインの話をもっと聞きたかったです。」「コミュニケーションの心構えをやってみたいと思います。」
「とてもわかりやすく説明していただきありがとうございました。」「どの講義もとても楽しかったです。」「非常に興味深かったです。」
などたくさんの声をいただきました。ありがとうございました。

第2回のサマーカレッジ2016は7月17日(日)に開催致します。次回もどうぞよろしくお願いいたします。

次回のサマーカレッジ2016では、
『認知症の基礎知識と対応』 心理学部 心理学科 森本浩志 助教
『いつもニコニコ まめ(元気)でがんす♪ ~めざそう! 地域の笑顔の演出家~』
ひなたぼっこ(東広島生涯学習ボランティアグループ)奥村早苗ほか
模擬講義『非行と犯罪の心理学』 実践臨床心理学専攻 毛利真弓 助教
などを予定しております。

*第2回の詳細は下記URLにてご覧になれます。
http://www.hirokoku-u.ac.jp/information/2016/20914/21514.html

  

心理学部 心理学科