2016年08月10日

広島ブランド・レモンの魅力を学生が発信

7月9日、10日、広島キャンパスで開催した大学祭で、
広島アウトドアサークル13人が地元特産のレモンを使った
オリジナルレモンスカッシュを販売、
2日間で550杯を売り上げ、好評を博しました。

学生たち考案のオリジナルレモンスカッシュは売れ行き好調

「自分たちの活動を通して広島の魅力を多くの人に伝えたい」と五十畑さん(左から2番目)

今や全国に名が知られ、数多くの特産品がある「広島レモン」は、
瀬戸内の温暖な気候が栽培に適していることから、
日本一の生産量を誇ります。
まろやかな酸味と防腐剤を一切使用しない安全性が特長で、
広島市も「ザ・広島ブランド」に認定し、全国にPRしています。

同サークル部長の五十畑剛さん(医療経営学科1年)は、
「地域創生に尽力する行政や企業の担当者から学ぶ授業を受けて、
自分たちで地域を盛り上げることができればと考えたのがきっかけ」
と振り返ります。
頭に浮かんだのは、県外出身の五十畑さんが広島に来て
初めて知ったという「広島レモン」。
その魅力を発信して、お好み焼きやカキに負けないくらいに
もっと多くの人に知ってもらいたいと考えるようになりました。

そこで計画したのが、大学祭への出店でした。
さっそく取り扱う広島県果実農業協同組合連合会(JA広島果実連)に連絡、
レモンを使って何かできないか相談しました。
暑い時期に提供するため、レモンの風味を生かしたドリンクが
よいのではとメンバーの意見がまとまり、
レモンスカッシュを開発・販売することを決めました。

最初は既製品に近づけようと何度も試作を重ねましたが、
それでは「広島レモン」本来の香りや酸味を表現できませんでした。
試行錯誤を繰り返した結果、レモン果汁をふんだんに使った、
甘さ控え目すっきり味のオリジナルレモンスカッシュが完成しました。
使用した果汁は濃度が高く、その分原価も高めに。
それでも、「広島レモン」の良さを多くの人に伝えたい一心で、
利益より自分たちが自信を持って提供できるものを追求しました。

初日に一人で来られた方が、翌日に家族連れで来てくれたりと
口コミが広がり、2日間の目標300杯を上回りました。
「妥協せず取り組んでよかったと満足しています」
そう話す五十畑さんは、これからも広島の魅力を伝える活動で、
地域を盛り上げます。

広報室