2016年09月09日

「地域がキャンパスプロジェクト」で子ども向けイベントを企画・運営
~学生と住民のコラボで地域活性化~

医療福祉学部が地元・黒瀬町にある5つの住民自治協議会とともに立ち上げた
「地域がキャンパス in 黒瀬」の取り組みの一環として、
同学部の学生が、東広島キャンパス近くの黒瀬保健福祉センターで、
地域の小学生たちを対象に、ゲーム大会を企画・実施しました。
この小学生たちは社会福祉協議会が毎年実施する
手話や車いすなどの福祉体験に参加する35人で、
3日間行われた福祉体験の最終日、学生らとゲームを楽しみました。

ゲームは、輪投げ・魚釣り・ピンポンリレー・長縄の4種類を用意。
クリップを付けて釣り糸の先の磁石で釣る魚や
ピンポンを運ぶ小さいおたまなど、
身の回りにある物を工夫して遊具を作りました。
手軽にみんなで楽しく遊べるゲームに、小学生たちは大はしゃぎ。
会場には笑い声が弾けていました。

輪が入った点数の合計を競う輪投げ

どれだけ釣れるかな?手作り釣堀

慎重かつ大胆に!ピンポンを繋ぐリレー

長縄はみんなで心を一つにジャンプ

子ども向けイベントを企画する機会が少なく、
戸惑いながら試行錯誤を繰り返したと振り返るのは、
リーダーの南島春香さん(医療福祉学専攻3年)。
住民自治協議会などから指導を受けながら、
小学生たちが参加しやすいよう
時間配分やルールづくりに配慮しました。

福祉体験のボランティアスタッフとして参加していた、
地元の黒瀬高校の生徒もゲーム大会の運営に協力し、
小学生たちのガイド役として一役買ってくれました。

同プロジェクトの学生を指導する岡本晴美教授(医療福祉学科)は、
核家族化を背景に今、子どもが地域と関わる機会が減っていることを挙げ、
「多世代が交流できる仕組みをつくることも、福祉専門職の大切な役割。
実践を通して、地域活性のあり方を学んでもらえれば」
と、学びの深化に期待を込めます。

広報室