2017年02月08日

JAの販売所で医療栄養学科の学生が広島レモンをPR
~県が推進する地産地消事業の一環~

県がブランド化に力を入れ、広くPRしている広島レモン。
広島県の生産量は全国シェア6割以上と、日本一を誇ります。
今回、学生の学びを生かした広島レモンのメニューを県民に親しんでもらおうと、
広島県とJAグループで作るひろしま地産地消推進協議会が
1月13日、レシピ開発に取り組む大学による試食会を開催しました。
本学医療栄養学科の学生は、
県庁産レモンを使ったレシピを考案してプレートに盛り付け、
JA全農広島直営の販売所・とれたて元気市(広島市安佐南区)の
買い物客に振る舞いました。

本学学生がレシピ開発したメニュー

来場者に調理方法などを説明する学生

本イベントは、「ひろしま地域食材PR促進事業」の一環。
管理栄養士や栄養士を養成する大学などから地域食材のPR案を募集し、
採択された企画に補助金を交付する事業です。
同学科は2015年度に、瀬戸内の島々で生産される
トマトとイチジクを使ったレシピ考案で採択され、
試食会やレシピ配布などを通してPR事業に貢献してきました。
昨年11月にも広島レモンを題材に、
JA呉主催のイベントで試食会を実施しています。

今回、学生が考案したレシピは、
「レモンフロランタン」「初恋檸檬」
「海風薫るパエリア風ライス~レモンソースかけ~」の3品。
「レモンフロランタン」には、皮をシロップ漬けにしてレモンを丸ごと使用。
甘酸っぱさに初恋のイメージを重ねたクッキー「初恋檸檬」は、
焼き込んだレモンカード()も手作りしました。
パエリア風ライスには海の幸を混ぜ込み、
瀬戸内海を思わせる1品として仕上げました。
※レモン果汁やバターなどを使ってペースト状にしたもの

一番苦労したのが、レモンカードのとろみや味の調整。
レモン果汁や砂糖、薄力粉の配分の違いで、
酸っぱくなり過ぎたり、とろみが出過ぎたりと、
なかなか理想のバランスに辿り着けませんでした。
メンバーの濱畑咲さん(2年)は、
「試行錯誤の末、ようやく納得のいくものに仕上がりました。
試食いただいた皆さんの感想を参考に、改良を重ねます」
と、意気込んでいました。

試食した来場者の声を聞く濱畑さん

今後は、濱畑さんらメンバーが取り組むレシピ開発の集大成として、
2月28日にJA呉で試食会を実施し、
改良したレシピによる計8品を提供します。
試食会で配布するレシピカードは、地域住民が自由に持ち帰り、
家庭でも利用してもらえるよう、JA呉に配架されます。

広報室