2017年02月08日

実践を通して地域福祉学ぶ「地域がキャンパス in 黒瀬」
医療福祉学科の学生が活動報告

医療福祉学科の3年生と東広島市黒瀬町内の住民自治協議会が1月21日、
地域の活性化を目指して協同でイベントなどに取り組む
「地域がキャンパス in 黒瀬」での活動について、報告会を行いました。
報告会には次年度以降プロジェクトを運営する1・2年生のほか、
メンバーでもある地域住民が参加しました。

約300人が参加した報告会

同プロジェクトは2015年度に、中黒瀬住民自治協議会との間で発足。
2年目からは中黒瀬に加え、板城西・上黒瀬・乃美尾・下黒瀬と、
連携するエリアを町内全域に拡大しました。

同会では、今年度実施した4つの事業、
・高齢者サロンのイベント
・児童向けのゲーム大会
・黒瀬健康福祉まつりのブース出展
・認知症予防の啓発イベント
で得られた気づきなどを、学生がそれぞれ発表しました。
いずれも学生自らが企画立案・準備に取り組んでおり、
経験したからこそ見えてくる課題なども数多く挙げられました。
発表した学生は、
「児童向けのイベントを考えるとき、年齢や体格差に配慮する必要がある」
「授業や実習の合間で準備するので、計画立てて早めの取り掛かりを」
など、今後の改善点を共有しました。
次年度運営に当たる2年生は、
各取り組みのポイントについてメモを取るなど、
熱心に耳を傾けていました。

指導教員の渡辺晴子准教授は、
「地域福祉の場で重要なのは、一つひとつの小さな気づき。
住民の方々との協働で、実践力を身に付けてもらいたい」
と同プロジェクトの意義を学生に説明しました。

今年度同プロジェクトには、8つの研究室から60人の学生が参加。
次年度からは同学科3年生の必修科目として、
約100人の学生がプロジェクトに取り組み、
地域を舞台に真の福祉ニーズを実践的に学びます。

広報室