2011年11月18日

呉キャンパス大学祭Report.2「オープンラボ」

2011年10月30日、呉キャンパスで学祭が行われていた時に学内では、
工学部機械ロボティクス学科(機械システムロボットコース)による
研究室紹介“OPEN LABO”が行われていました。
各研究室の研究内容を保護者の方々に見てもらうのが目的です。
そこで僕も研究室を見学にいきました♪^^
最初に「パターン認識」を目的とした鉄道模型。
Nゲージというジオラマなのですよ!
これは去年の先輩が製作したもので、
電気の波長を変えることで1度に複数の模型を操作できるというものでした。
車両には小型カメラも搭載しており、設置したパソコンで見ながら模型を操作できるので臨場感あふれました。
おそらく1番人気があると思います。
オープンキャンパスの時も人気で、子供たちがはしゃいでいました♪
今後どうなるか楽しみですね。
ラボ①.jpg
図1.鉄道模型
次に河野研究室による「少しだけ賢い機械ができました!」。
ここでは「カキ採苗連自動製作装置」というものを研究・開発しており、
カキ採苗連(針金に貝殻とスペーサーを交互に40組つけたもの)を自動で製作する装置でした。
現在、人の手で行っているのを機械に変えようとしており、
これを研究している学生から「アームの作りがムズかしかった。
今後は時間の短縮を目指したい。」と意気込んでいました。
近くで見ると、機械がごちゃごちゃしていて、工場にいる気になります♪
ラボ②.jpg
図2.少しだけ賢い機械
次は川上研究室による「無線技術と移動ロボット」。
ロボットの位置を把握するのに必要なセンサーについて研究していました。
安価な汎用品で、どこまでハイテクにできるかが目標みたいです。
しかし、「少し値段が上がるだけで、精度がかなり違うから、高いのがほしい(笑)。」と言っていました。
買ってもらえるといいですね♪
ラボ③.jpg
図3.無線ロボット
次は大串研究室による「伝熱・冷却研究室」。
ここでは熱を輸送することについて実験していました。
いかなる機械も最後は熱がでてしまうので、それをどうやって逃がすか、などの研究をしていました。
「熱の実験なので時間がかかるので、時間の短縮ができるように色々と実験してみたい。」と、
目標をあげていました。熱の実験をしているので、研究室も暑かったです^^;
ラボ④.jpg
図4.熱実験
次に吉田研究室による「機械の寿命はベヤリングできまる!」。
名前の通りベアリングの研究を行っていました。
機械のなかで1番よく使うのはベアリングなので、そこをしっかりしていれば機械が長く持つみたいです。
「壊れない機械をつくるのではなく、壊れる前に取り換えることが目標!」と、
張り切っていました。機械系の就職にすごく役にたちそうな研究だと思います♪
ラボ⑤.jpg
図5.ベアリング
最後に寺重研究室による「人力発電機」&「空中浮遊ロボット」。
人力発電機は震災がきっかけで始めたそうです。
普段はスポーツやダイエットに使用し、震災など停電になれば発電機として使用できる。
今後はさらに研究を進め、充電回路を製作し、携帯などを充電できるようにするそうです。
一石二鳥でいいですね♪
ラボ⑥.jpg
図6.人力発電機
空中浮遊ロボットは病院で使うことを目的としている。
遠隔操作が可能であり、消音のため、病室で患者さんの体温、脈拍などを計測・送信することができる。
現段階ではロボットの移動につかう研究を行っており、
カメラをつかったプログラム操作の実験中です。プログラムって、けっこう難しいんですよね^^;
ラボ⑦.jpg
図7.空中浮遊ロボット
いかかでしたか?どこも楽しそうに研究をしていますね♪
次回は各研究室を1つずつ詳しくレポートしてみます。おたのしみに!
学生広報スタッフ(工学部機械ロボティクス学科 4年 五十嵐 俊紀)