2017年05月29日

地域住民が医療・福祉の最新情報・技術を学ぶ『大学体験』実施

5月17日、東広島市八本松町の住民による自治組織、下組地区社会福祉協議会の約50人が、東広島キャンパスで医療福祉学部や総合リハビリテーション学部の教員と学生から専門知識・技術を学ぶ『大学体験』を実施しました。

本協議会は月1回程度、高齢者向けのサロン活動を実施。健康などをテーマに参加者が楽しめる取り組みを行っています。自分たちにとって身近な問題でもある医療や福祉について、最新の情報や技術を学ぶ機会がほしいという思いに本学が応え、今回の『大学体験』が実現しました。

まず立ち上がりが困難な人の介助を教員がレクチャー。力任せで抱え上げるのではなく、相手の力を利用した『てこの原理』で立ち上がらせる技術に、参加者は驚きの声を上げていました。
その後、本学にある車椅子入浴装置や介護用トイレなどの福祉機器、義肢やコルセットなどを製作する設備について、教員と学生が詳しく解説。参加者は普段見ることのない機器や設備を眺めながら、熱心に質問するなど、関心を寄せていました。

立ち上がりの介助方法を実践する参加者

介護用の入浴設備を解説する学生

最新の医療・福祉機器を解説

学生の作業風景を興味深そうに眺める参加者

広報室