2017年05月31日

がんへの理解を深める講演会で薬学部1年生が大切な人への思いを伝える

薬学部の1年生を対象に多彩なゲストを招いて行う授業「薬学へのいざない」が5月26日にありました。今回のゲストは、2度のがんを患った経験から、各地で検診や早期発見の重要性を啓発している平野清子氏(T&Tタウンファーマ株式会社タウン薬局薬剤師・ピンクリボンアドバイザー)をお招きしました。

平野氏が同授業で講演するのは、今年で3回目。自身がかかった子宮頸がんと乳がんの特徴や患者のこころの変化、検診の現状について詳しい解説がありました。また自身の体験を振り返りながら、家族や周囲の人たちの言葉や支えがあったからこそ、元気に過ごせている自分がいると話し、医療従事者として、大切な家族を持つ者として、意識して患者に寄り添える人になってほしいと呼び掛けました。

講演の最後には、学生に大切な人へのメッセージを考えてもらい、何人かが発表。普段あまり口にすることのない素直な思いに照れながらも、気持ちを込めて読み上げていました。

「若いうちからがんに関心を持つことが大切」と平野氏

大切な人へのメッセージを読み上げる学生

 

今後、受講した学生のうちの数人が、FMちゅーピー(広島76.6MHz)の番組「みんなの健康百科」にゲスト出演し、同番組のパーソナリティも務める平野氏とトークすることを予定しています。
また、中国新聞本社1階ロビーの展示スペースにて、学生が寄せたメッセージを展示する予定です。
詳細は決定次第、ホームページでお知らせしますので、ご興味がある方はぜひ、お立ち寄りください。

広報室