2017年06月12日
咲楽塾「数学のひろがり37」開催! ~素数はめぐる
6月3日(土)、呉キャンパスにて公開講座「数学のひろがり37 ~素数はめぐる」を開催しました。高校生3名を含む,24名の参加がありました。
今回は毎日新聞(6月2日)に告知記事を掲載していただきました。地元のみなさま,大学関係者のご協力で、数学公開講座は13年目を迎えることができています。
講座ではダイヤル数「142857」をモチーフに,循環小数で語る数論の世界を紹介しました。みなさん、手を動かして計算しながら、熱心に聴いてくださっていました。講演後もいろいろ質問があって、数学談義が続きました。
ご参加者くださったみなさまの感想です。
・今まで素数について、詳しく考えたことがありませんでした。だから今日、とても面白く聞くことができました。私は、特にダイヤル数そして平方剰余の相互法則に興奮しました。学校の部活動の数学研究部でぜひ探してみたいなと思いました。また、来ます。
・初めて見たり聴いたりしたことばかりでしたがとても興味深く楽しむことができました。先生の本についての話も聞くことができてよかった。
・学校で勉強した部分とところどころ接点をもっていて、講師の教授の解説により、新しい観点から学習した内容を見ることができ良かったです。
・0~9までの単なる”数”だと思っていたものが、こんなにも奥深い面白いものだとは思いませんでした。もっと勉強したくなりました。
・今までも数学を見ると「これは素数かな?」「何の倍数かな?」と考えるのが大好きだったのですが、今日からはまた違った視点から数学を見ることができそうです。
・私は自営業で土地建物を扱っていますが、課題に向き合い分析を加える姿勢なり、考え方のヒントを教えていただきました。
・普段数学とは縁遠い人生ですが、久しぶりに脳を使い気分が良いです。
続いて、今回会場設営と受付をご担当くださった研究支援・社会連携センターの林賢宏さんの感想です。
・継続して先生のお話を聴きに来られている方がおられました。生涯学習というか、学び続ける姿勢が見え、感銘を受けました。
今回は『素数はめぐる』の出版にあわせて、昨年紹介した循環小数を再度取り上げました。まとめ方を変えたので、講演者の成長も楽しんでもらえたように思います。
みなさんも142867×2,142867×3 ……、と計算してみてください。数のふしぎに出会えますよ。
次回の数学公開講座は11月です。お楽しみに。
写真撮影:林賢宏(研究支援・社会連携センター)
記事作成:西来路文朗(看護学部教授)