2017年06月21日

学生考案ゲームで高齢者を笑顔に~「スマイルサロン」開催~

6月17日、医療福祉学科生と地元・黒瀬町の住民自治協議会が、ともに地域づくりに取り組む「地域がキャンパス in 黒瀬」において、学生考案ゲームの実施などを通じて高齢者に笑顔で過ごしてもらう「スマイルサロン」を開催しました。

ゲームをチーム対抗で実施するため、まず参加者45人を4チームに編成。初めて顔を合わせるチームメンバーの結束を強めるため、学生の進行で自己紹介やチーム名決めを行い、親睦を深めました。

学生が考案したゲームは玉入れ・ジェスチャーゲーム・借り物競争。ゲーム自体はよく知られていますが、いずれもルールを工夫して誰もが楽しめるようにしました。玉入れは4色の球をいっせいに投げ合った後、総数ではなくランダムに選ばれた色の球数で勝負を決めました。ジェスチャーゲームは誰もが知っているユニークなお題を出題。頭を悩ませながらジェスチャーを楽しんでいました。借り物競争は引き当てたアイテムだけでなく、その持ち主と一緒にゴール。見つけるためにマイクで呼び掛ける参加者の姿もありました。
趣向を凝らしたゲームや学生との対話に、参加した高齢者の笑顔が弾けていました。

大熱戦の玉入れゲーム

“志村けん”“お好み焼き”などユニークなお題に果敢に挑戦したジェスチャーゲーム

借り物競争ではゴール後にアイテムチェックも

学生から全員に賞状を授与

このサロンは企画だけでなく運営もすべて、学生が担当。イベント実施までのプロセスを経験できたことに加え、随所で参加者とコミュニケーションを取ることで、それぞれが高齢者との交流のあり方を考える機会となりました。
リーダーの原田信一さん(医療福祉学科3年)は、
「ルールの工夫や小道具の準備まで、すべて自分たちでやりました。大変でしたが、話し合いを重ねることで乗り越えることができました。」
と振り返ります。

「地域がキャンパス in 黒瀬」は今年度、3年生の必修科目として実施し、今後も福祉・介護・保育をキーワードに事業を展開します。

広報室