2017年09月13日

台湾・中台科技大学の大学院生に日本式介護を指導
~アジア介護・福祉教育研修センター~

アジア諸国で指導者として日本式介護を実践できる人材を養成する、本学のアジア介護・福祉教育研修センターは9月4日~8日、学術交流協定を結ぶ中台科技大(台湾台中市)の大学院生25人を対象に、外国人指導者養成プログラムを実施しました。

本学医療福祉学部教員から日本の福祉政策や制度、現状に関する講義、学内の実習施設・設備を使ったベッドメーキングや体の動かし方の演習など、日本式介護への理解を深めました。受講者の多くは母国の福祉施設等で、看護師や社会福祉士として業務に従事しており、帰国してすぐ現場で役立てようと熱心に演習を繰り返していました。

介護者にも被介護者にも負担のかからない技術をレクチャー

学んだベッドメーキングを繰り返し練習

 

また、社会福祉法人あと会および常光福祉会協力の下、各施設を訪問。入居者が余暇時間を楽しむ娯楽施設、キッチン・浴室完備の個室など利用者目線に立った福祉サービスの実際を見学しました。見学後の質疑応答では、設備の機能から施設の運営方法に至るまで、多岐に渡る質問が飛び交い、関心の高さがうかがえました。

入居者のゆとりある生活を重視した設備を見学

活発な質疑応答

同センターが外国人指導者養成プログラムを実施したのは、今回が初めて。引き続き日本式介護を学びたいというアジア諸国の人材に門戸を開き、質の高い福祉サービス・介護技術の国際的な普及に貢献します。

広報室