2017年09月14日

「すいみんの日」に市民向け公開講座を開催
~大学生による快眠アドバイスも~

9月9日、東広島市市民文化センターにて、「すいみんの日」にちなんだ市民公開講座を開催しました。睡眠改善研究を軸に一般市民や児童向けに啓発活動を行う田中秀樹教授(心理学科)をはじめ、各地から著名な専門家5人が集まり講演しました。

よい睡眠は、子どもにとっては健やかな発達、妊婦や育児中の人にとってはストレスの少ない子育て、大学生や社会人にとっては勉強や仕事の能率向上、そして高齢者にとっては病気予防などの健康維持と、全世代に共通の課題といえます。講座では各講師が、世代別・課題別に知っておくべき睡眠に関する知識や情報を解説。参加者は講演中熱心にメモを取り、多様な視点から睡眠の重要性を学びました。その後の質疑応答では予定時間を超過して質問が殺到するなど、盛況のうちに終了しました。

130人もの参加者が集まった

誰でもできる簡単な快眠方法を解説する田中教授

終了後は、事前に希望した参加者を対象に、個別に快眠ワンポイント・アドバイスを実施。所定の課程を修了して認定試験に合格した、『大学認定睡眠改善インストラクター』の資格を有する本学および広島大の学生が相談に当たりました。
寮生活を送る生徒の睡眠について、顧問の先生からの相談を受けた中東優芽子さん(臨床心理学科4年)は、
「勉強直後は脳が興奮状態なので、時間を空けて就寝させた方がよいとお話ししました。自分のアドバイスが少しでも役に立てばうれしいです」
と声を弾ませて話してくれました。

来談者は自身や周囲の人に関わる睡眠について相談

個別に快眠アドバイスを行う中東さん

 

広報室