2019年09月20日

全国障害者スポーツ大会・広島県代表選手の練習会をアダプテッドスポーツクラブが運営補助

国内最大の障害者スポーツ大会「第19回全国障害者スポーツ大会」(茨城県で10月12日~14日に開催)に出場する広島県代表選手およそ20人が、8月10日、17日、31日の3日間、本学の新陸上競技場で練習会を実施し、課外活動団体ASC(アダプテッドスポーツクラブ)部員延べ12人が準備や運営の補助に当たりました。

練習会にはトラック競技をはじめとした各種陸上競技の選手が参加

ASCは学内体験会や練習会の開催により、パラスポーツの認知度向上やパラアスリートの支援を行っています。
「普段の練習会は少人数ですが、今回は全国大会出場選手の練習会だけあって、本格的な運営を間近で見ることができました」
と部長の内田浄一朗さん(義肢装具学専攻3年)が振り返るとおり、メンバーにとって学びの多い練習会となりました。

特に印象的だったのは、各スタッフの緊密な連携だったと言います。練習会には、広島県障害者スポーツ協会や広島陸上競技協会などのさまざまなスタッフが参加し、運営を支えていました。選手たちとのコミュニケーションに長けた障害者スポーツ協会と競技運営のノウハウが豊富な陸上競技協会が協力することで、選手一人一人にきめ細かい指導や助言が実現していました。
「障害者スポーツを支える自分たちが、選手たちの障害のこと、競技のことについて深く理解しておく必要を感じました」
内田さんは、練習会を通じて新たな視点を得られたことに手応えを感じました。

ASCメンバーは練習会の運営に協力

ASCは今後も、メンバーそれぞれが適切なサポートを行えるよう知識を深め、活動を続けていく方針です。
「将来メンバーが医療・福祉職に就いて障害者支援に携わるとき、ASCで培ったノウハウを生かして、スポーツを楽しむ障害者の輪を広げられれば」
内田さんの夢は広がります。

広報室