2019年03月29日
睡眠、健康を考えるイベントで教員・学生が講演や体験ブースを出展
3月23日、広まちづくりセンター(呉市)主催のイベント「笑顔になるための睡眠講座」に協力し、教員および学生が講演会や体験ブース、相談コーナーで盛り上げました。
睡眠学の専門家・田中秀樹教授(心理学科)は、「眠る門には福来る~生活リズム健康法と笑いの効用~」をテーマに講演を実施。各地域で講演を行い、メディア出演多数の田中教授とあって、会場は満員御礼となりました。
「睡眠は8時間がちょうどよい?」「寝ているときは体温が上がっている?」など、知っておくことで生活環境やリズムを整え、眠りを改善できる知識をクイズ形式で紹介。「ただ聞くだけよりも、自分で考えた方が知識は定着しやすいですよ」という言葉に、来場者は近くの席同士で話し合いながら答えを考えていました。田中教授は、快眠に向けて生活に取り入れやすいさまざまな改善ポイントに加え、自分に合った睡眠時間を取ることは寿命に影響を及ぼすなどのデータも示しながら、睡眠と健康の密接な関わりについて解説しました。
体験・相談コーナーには大学から4つのブースを出展しました。動脈硬化の有無をチェックできる「頸動脈エコー」、音を聞き想像することで脳の健康を保つ「サウンド・トレーニング」、睡眠改善について個別にアドバイスする「快眠ワンポイントアドバイス」、安全運転のために医薬品の安全な使用方法を啓発する「“いつもの薬”で本当に安全運転?」と、健康に関連した幅広い分野のブースを各学科の学生が運営し、大盛況となりました。来場者には、さまざまな角度から健康を見つめ直す機会となりました。
「サウンド・トレーニング」を担当した渡辺菜月さん(言語聴覚療法学専攻3年)は、
「思っていたより来場者が多く、健康に対する関心の高さがうかがえました。皆さんに説明することで、日々学んでいることを生かせた実感があります」
と、手応えを語ってくれました。
広報室