2019年11月06日

医療福祉学科の学生が黒瀬町のこども食堂「SATO☆くろせ」で子どもたちと交流

7月26日と10月11日、医療福祉学科の学生11人が授業の一環でこども食堂「SATO☆くろせ」を訪問し、地域の子どもたちと交流しました。同食堂は、本学東広島キャンパスのある黒瀬町に住む上満弥生さんが月1回程度、自宅を開放して実施しており、幼児から小学校高学年の30人ほどが集まります。本学学生は子供たちと一緒に食事したり、学生手作りのけん玉にデコレーションして遊ぶなど楽しく過ごしました。

学生が見守る中、自分だけのけん玉づくりを楽しむ子供たち

上満さんが同食堂をオープンしたのは、大阪市西成区のNPO法人「こどもの里」を題材にした映画を見て、自身も子供の居場所を作りたいと考えたのがきっかけでした。食材を近隣スーパーから提供してもらい、子供たちに食事を無償で提供しています。学生は、訪問前に上満さんを大学に招き、「SATO☆くろせ」の成り立ちや実際の様子などについて理解を深め、当日に臨みました。
「子供の人数が多くて注意を引くのにも大変でしたが、声量だけでなく、使う言葉を選んだり身振り手振りを交えたりするなど工夫しました」
と、2回とも訪問した金子なごみさん(3年)は振り返ります。さまざまな年代の子供たちとのコミュニケーションや子供同士のやり取りを観察することを通して、「福祉サービスに求められることは何か」を考えるきっかけとなりました。

子供たちの注意を引き付けながら説明する学生

藤原京香さん(同)は、
「こども食堂には子供たちの居場所づくりだけでなく、子育て世代をリフレッシュさせる役割もあることを知り、新たな福祉の視点を学びました」
と活動を通した気づきを述べてくれました。

広報室