2021年05月28日

人命救助に関わった学生10人が学長表彰を受けました

本学呉キャンパス周辺で発生した乗用車と歩行者の交通事故現場で、負傷者の救助および事故後の交通整理等、適切な対処行動を取ったとして、10人の学生(看護学科4人、薬学科5人、医療栄養学科1人)が5月25日、焼廣益秀学長から「善行賞」の表彰を受けました。

表彰式は、オンラインで開催され、焼廣学長は「緊急時の救助活動は、なかなか行動に移すことが難しく、今回のみなさんの活躍を『いのちのそばに。ひととともに。』の想いを胸に歩む大学として誇りに思います」と感謝の意を表しました。

オンラインで表彰を行う焼廣学長


4月17日、新入生歓迎イベントのリハーサルを終えた学生らが、同キャンパス周辺を歩いていたところ、乗用車と歩行者が衝突。目の前で起こった事故に驚き、動揺しながらも「個人個人が自分にできることは何か?を考えて、みんな自然と動いていた」と負傷者の救助活動をはじめ、二次被害が起きないよう対向車に停車するよう働きかけ、現場付近の交通渋滞を防ぐために車道の確保も行いました。

救助を率先して行った原崎望由さん(看護学科3年)は「負傷者が頭部から出血していたので、自分が着ていた上着を使って、圧迫止血の処置を行いました。」と看護学部の授業で学んだことを実際の救助活動で実践しました。

元々、救急看護師として働きたいと思っていたという原崎さんは「この経験で、緊急時に自分がどのように動くべきかを考えることの重要性を実感し、より救急の道に進みたいと思いました」と将来への目標を語りました。

記念撮影を行う焼廣学長と学生ら