2021年07月06日

救急救命学科の学生が自衛隊員から防災について学ぶ

救急救命学科2年生配当「自然災害防災論」「災害・救護ボランティア演習」の授業で6月29日、陸上自衛隊の方を講師に迎え、被災地の救援活動について学ぶ講演会を開催しました。

講演では、「なぜ自衛隊が災害派遣に対応できるのか?」をテーマに西日本豪雨災害や東日本大震災などの大規模災害における任務内容や過去の大規模災害における活動、災害への備えについて活動写真や映像を基に説明があり、学生らは、今後想定される大規模災害で備えておくべき重要事項などを学びました。

臨床心理学科(現:心理学科)の卒業生で現在、陸上自衛隊第13旅団 本部管理中隊 情報小隊 3等陸曹として活躍する山本高之さんからは、自衛隊任務の実体験談が語られました。
山本さんは、西日本豪雨災害の当時、行方不明者の捜索現場における機材の調整や避難所の状況についての情報収集などを担当するとともに、その情報を基に避難所に支援物資を届けました。「被災した方から感謝の言葉をたくさんいただき、頑張ることができました。つらいと思った時はありませんが、大学で心理学を学んだからこそストレスとうまく付き合うことができています」と話しました。

講演を聞いた小田原愛奈さんは「どんなときでも臨機応変に対応できる救急救命士になりたい」と語り、今後の学びに意欲を見せていました。