2021年07月21日

医療福祉学科の学生が制作した車椅子体験のVR動画で小学生に福祉教育を実施

医療福祉学科 川﨑竜太講師のゼミでは、東広島市社会福祉協議会と共同で車椅子ユーザーのVR体験動画を制作しています。この取り組みは、同会が行っている福祉体験学習(主に小中学生を対象)の一環で、本学に協力依頼があり、川﨑ゼミの活動としてVR動画の製作を始めました。

動画は、東広島キャンパスの図書館で学生自ら車椅子に乗りながら360℃カメラを使用して撮影し、車椅子ユーザー目線で館内の移動や行動における問題点などを洗い出し、動画にまとめました。

学生らが制作した車椅子VR動画の試作品は、7月13日に東広島市立造賀小の児童11人を対象に同会が実施した福祉教育で活用され、川﨑講師も参加しました。

児童らは、ゴーグルを着用して、VR動画を体験し、「実際に車椅子に乗っているみたい」「人とぶつかりそうになった」「本棚の本を他の人がとってくれた」など図書館内を車椅子で移動した時に起こる問題点などを学びました。VR体験後、児童らは口をそろえて「もう一回体験したい」と言い、反響がありました。

この福祉教育での小学生の反応や感想などを学生にフィードバックして、動画の改良や新たな動画の制作に生かしていく予定です。

VR体験中の児童