2021年09月01日

学生が小学生に「夢中で学べる防災教育」をファシリテート

科学実験bを受講する学生たちが、地元の東広島市立上黒瀬小学校からの要請を受けて、5年生を対象に防災教育を実施しました。この取り組みは、学生が減災ファシリテータとしての知識と技能を修得し、将来の地域の防災リーダーを育成しようとする授業の一環で、文科省の科学研究費補助金(挑戦的研究)に採択されています。

当日は小学生が分かりやすいように順を追って、「土石流の怖さ」「早めの避難」「避難したくなるように避難所生活を快適にする」「避難所に持って行く物」をテーマに具体的に考えさせる防災教育を実施。防災への知識を深めながら、「避難所生活を快適にする」ものとして、段ボールベッドや空気ベッド、発電機を紹介しました。小学生は走って取りに来て、作り方や使い方を体験し、夢中になって取り組んでくれました。

参加した学生は、「走って道具を取りに来て、夢中で作ってくれたことがとてもうれしかった。」「とても楽しそうに取り組んでくれ、片付けまでしっかりとしてくれた。」「説明の仕方の工夫の余地が残っていたように感じた。次回は、そのあたりを改善したい。」「小学生は、成人に比べて背が低いため、姿勢を低くして目線を合わせることが大切だと感じた。」「避難所にもっていくものを考える際に、ずっと話しかけてくれる児童や、見ている間は何も書けないが傍を離れると書けるようになる児童がいて、性格に合わせて声掛けする必要があるとわかった。」と喜びとともに反省点や改善点を述べるなど、ファシリテートの難しさとさらなる工夫の大切さを学ぶ機会となったようです。他の学校からの要請もあって、今後もこのような機会を通じてファシリテートする喜びと防災意識の向上を図る工夫を続けていきたいと考えています。

なお防災教育前に、自然災害の仕組みや防災について学生に高度な内容をわかりやすく丁寧にご指導いただいた、日本地質学会の越智秀二先生、内閣府中央防災会議元委員の藤岡達也先生、日本地学教育学会副会長の川村教一先生、島根大学学長補佐の松本一郎先生に、心より感謝申し上げます。