2022年11月18日

学園創立100周年・大学開学25周年記念「スポーツ・健康フェア」を開催しました。

学園創立100周年・大学開学25周年記念事業として、11月12日に呉キャンパスで、13日に東広島キャンパスでスポーツ・健康フェアを開催し、2日間で約800人が来場しました。

12日:スポーツフェア(呉)

ゲストに、東京パラリンピックに出場した古満渉選手(ボッチャペアBC4)と白砂匠庸選手(やり投げF46)を迎え、パラスポーツ体験ややり投げデモンストレーション、パネルディスカッションを行いました。

パラスポーツ体験では、約140人の市民や学生、教職員が参加し、ボッチャ、車椅子バスケットボール、シッティングバレーの3種目を行いました。ボッチャでは、古満選手が自ら審判を務め、参加者にアドバイスする場面も。参加者は、指導員のレクチャーを受けながら初めてのパラスポーツを体験しました。

やり投げデモンストレーションでは、白砂選手が実際に東京パラリンピックで使用した義手を装着して、迫力のある遠投を披露しました。 パネルディスカッションは、「広島から発信するパラスポーツの魅力」をテーマに、白砂選手、広島県障がい者スポーツ指導者協議会の渡部安彦会長、あさひ整形外科クリニックの森田哲司先生、本学義肢装具学専攻の谷口公友准教授が参加。呉市出身のRCC田村友里アナウンサーの進行で、パラスポーツの魅力について理解を深めました。

■13日:スポーツフェア(東広島)

ゲストに、男子陸上100m日本記録保持者の山縣亮太選手(セイコー)と慶應義塾大学体育会競走部の高野大樹コーチを迎え、走り方教室やトークイベントを行いました。走り方教室には、小・中・高・大学生の約100人が参加。トップアスリートやプロを指導するコーチから直々にアドバイスを受け、トレーニング方法について教わりました。

トークイベント第一部では、山縣選手が「食の視点を含めた体力づくり・コンディショニングについて」をテーマに、選手の個性に応じたサポートやチームビルディングについて講演。第二部のパネルディスカッションでは、田村アナウンサーの司会のもと、山縣選手と高野コーチ、本学医療栄養学科の公認スポーツ栄養士 梶井里恵講師が意見を交わしました。山縣選手は自身で栄養管理できるように勉強中で、自炊した料理の写真なども紹介しながら、トップアスリートの立場から食の大切さについて語りました。

最後のお楽しみ抽選会では、山縣選手のサイン色紙を10人の当選者にプレゼント。当選者は、喜びいっぱいの笑顔で山縣選手から自分の名前が書かれた直筆サインを受け取りました。

■12日、13日:健康フェア

両キャンパスとも8つのブースを設置。身体測定や血管・骨の健康状態など体の健康についてチェックしたり、手話やスポーツドリンク作り、防災キャンプなどの体験コーナーを設置し、各学科の特色を生かしたイベントを実施しました。ブースでは、各学科の学生らが中心となって参加者に説明を行うなど、学内で学んだことを実践する場となりました。

今回のスポーツ・健康フェアは、地域の方々をはじめ、学生や教職員からも多くの参加があり、コロナ禍で交流の機会が減っていたなか、貴重な交流の場となりました。

本学は、来年4月に大学開学25周年を迎えます。「ともにしあわせになる学び舎~ひとをつなぎ くらしをつなぎ 未来へつなげる~」という将来像のもと、今後も専門分野での人材育成・活動を通じて、一人一人、更には地域の「しあわせ」「ウェルビーイング」に貢献していきます。