2022年12月08日

東広島市民を対象に「フレイル予防アドバイザー育成講座」を実施しました。

12月3日(土)、東広島市民を対象とした「フレイル予防アドバイザー育成講座」の修了式を東広島キャンパスで行いました。本講座は、本学と東広島市、東広島市社会福祉協議会黒瀬支所が共同で取り組む事業の一環であり、「地域住民が元気なうちからフレイル(年齢を重ねることで筋力や活力、社会とのつながりが弱くなってくる状態)の予防に関心を持ち理解を深め、地域住民が主体となって改善に取り組む人材を育成し、地域住民の健康寿命の延伸につなげる」ことが期待されています。講座に参加した方々は地域におけるフレイル予防の中心的な存在として「フレイル予防アドバイザー」となり、フレイルサポーターの養成を含め身近な人や各地域におけるフレイル予防を提案・推進する役割を担っていきます。

 
当講座は、8月から12月までの期間に全8回開催されました。主にフレイル予防のために重要な「運動」、「認知機能」、「地域づくり」、「栄養」、「口腔機能」、「睡眠」、「社会的なつながり」等を中心に学び、総仕上げとしてそれらの学びを活かした地域におけるフレイル予防対策を各グループが発表しました。

フレイル予防講座を担当したリハビリテーション学科 徳森准教授がグループ発表の進行を務めました。

各グループが地域の特徴を生かしたフレイル予防対策を提案してくれました。

修了にあたり田中健康科学部長から今後への期待のメッセージが寄せられました。

東広島市 福光健康福祉部長より、フレイル予防アドバイザーに修了証書が授与されました。

今回の「フレイル予防アドバイザー育成講座」では、51名の受講生が第1期フレイル予防アドバイザーに認定され、修了証書が授与されました。当講座は次年度も継続して開講していく予定です。

本学では、地域の自治体等と協働でフレイル予防に関するアドバイスや指導ができる人材の育成にも力を入れていくほか、本学の「しあわせ健康センター」をフレイル予防の拠点として本格的に地域の健康増進に寄与するプロジェクトを展開していきます。

講座スケジュール(テーマ・講師陣)