2012年08月09日

放射線治療って何だろう?-診療放射線技師のお仕事体験-

7月28日(土)に東広島キャンパスで「子ども向け職業体験講座」が開催されました。
この講座は、我が国の将来を担う子どもたちに様々な職業体験を通して、
働くことの厳しさや楽しさに気づき、
自分らしい生き方・働き方を考える機会を提供するとともに、
ものづくりや化学実験等の面白さを体験することにより、
子供たちの豊かな心と未来への関心を育むことを目的として開催しています。

講座は学科ごとでテーマを設定して開催しており、
このたび診療放射線学科の講座を取材しました。

診療放射線学科では、
「診療放射線技師のお仕事~からだの中をのぞいてみよう!」というテーマで、
本学診療放射線学科の教員である川下 郁生先生、井上 聖先生による講座が開かれました。
講座内容は、診療放射線技師の仕事や役割、
放射線を使う検査や治療はどういったものであるかという内容のビデオの観賞と、
パソコンソフトを使用して体の中の画像を見てみるというものでした。
ビデオ観賞では、普段聴きなれない言葉がたくさん出てきて子どもたちはもちろんのこと、
保護者の方もとても真剣に観賞されていました。
パソコンソフトを使用した体験では、実際に子どもたちがパソコンを操作し、
画像の濃度を変化させ、興味のある組織だけを選んで観察したりしました。
子どもたちはそれぞれみたいところを自由に観察し、とても楽しそうでした。
あっという間に時間が経ってしまい、子どもたちは名残惜しそうな表情をしていました。

参加者からの声(谷口さん親子)

お子さん

「MRI検査やPET検査といった放射線を使った検査がたくさんあることが分かりました。
また、放射線治療は手術みたいに体を傷つけたりせずに癌などの治療ができるということを初めて知って、とてもすごいなと思いました。」

保護者の方

「このような機会は子どもにとってとても良い経験になるので、
参加して良かったと思います。」

学生広報スタッフ 森川 克典(診療放射線学科 3年生)