2013年05月18日

薬草園をもっと身近に~薬学部の公開講座開催~

本学呉キャンパスには薬草園があります。
2004年2月、薬学部薬学科が開設されるのに先立って竣工したこの薬草園では、
教育・研究に活用されることを目的に、
さまざまな薬用植物が植樹されました。

現在この薬草園を学内のみならず、
学外の皆様にも積極的に公開することでお役に立てていただくために、
整備を進めているところです。

 

 
↑ 呉キャンパスにある薬草園の様子

まずは地域の皆様に薬用植物のことを知っていただき、
薬草園を今後活用いただくために、
2013年5月12日(日)、公開講座「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」を開催しました。
薬学部 薬学科の神田 博史教授が講師となり、
講座の前半では薬用植物の概要や芍薬・牡丹・百合の効用に関する説明、
そして後半には実際に皆様を薬草園までお招きし、
数々の薬用植物を鑑賞いただきました。


↑ 呉キャンパスで行いました

 
↑ 薬草に関する講演に皆様真剣に耳を傾けられていました

当日は日差しが暑い中にもかかわらず、
80名を超える非常に多くの一般の皆様にお越しいただき、
関心を持って講演、薬草園の鑑賞会に参加しておられました。
またありがたいことに、今後も継続してほしいとするお声も数々いただきました。

 
↑ 神田教授によるいろいろな薬草の説明風景

神田教授が講演の中で、具体的な効用をもたらすということももちろんだが、
見ただけで癒される植物も薬用植物だと捉えられる、と述べたとおり、
今後も薬草園を整備していくことで、皆さんの癒しの場となれば幸いです。
さらには地域の皆様も一緒になって整備していくことができれば、
地域の皆様にとって大学をより身近に感じていただけるではないか、
という想いもあります。

最後に2014年4月、本学は呉キャンパスに医療栄養学部を設置することを構想しており、
薬草園の整備はこの新たな学部の教育・研究にも積極的に活用する予定です。
病気になってから治療するだけでなく、食によって健康を保つ予防の考え方も大切に捉え、
教育・研究活動をとおして社会に貢献してまいります。

なお本公開講座は今後も定期的に開催する予定ですので、
ご興味がある方はぜひご参加ください!

広島国際大学 企画課