2013年07月30日

~ひろしま未来の育MENプロジェクト~キャラ弁教室を取材しました!

7月14日(日)に呉市広公民館6階調理室で開催された「キャラ弁教室」を取材してきました!
専業主夫であり、育MENパパでもあるPaPaLife研究所の北佳弘講師のご指導のもと、
本学の1年生がキャラクター弁当作りに挑戦しました。
今回の教室の目的は、
お弁当作りを通じて大学生に自分自身の食生活(幼い頃に家族に作ってもらった食事、現在の食生活等)を振り返ってもらい、
将来の食育参加に興味をもってもらうこと。
そして、北氏を講師にお招きすることによって、
育MEN(育児を楽しみ、育児を積極的に行う男性)の存在を知ってもらうことです。

自分でご飯を作らなくても、コンビニやスーパー等で簡単に調理済みの食べ物が手に入れられる時代。
そんな現代の若者には、健康を損なう恐れのある6つの「コショク」が迫っているといいます。
孤食(一人きりで食事を取る)、固食(いつも同じものを食べたり作ったりする)、
個食(好きなものだけを食べる)、小食(食欲が無い、ダイエットをすることを理由に少ししか食べない)、
粉食(食の欧米化、カロリーオーバー、麺類、粉物ばかりとる)、
濃食(濃い味付けの食べ物ばかり食べる)の6つですが、
大学生活で一人暮らしをしている学生さんには、当てはまることも多いのではないでしょうか…?
そんな「コショク」から脱却し、バランスの取れた食事の大切さ、
自分で一から作ることの楽しさを知るきっかけとなるのが、このキャラ弁教室なのです!(^^*)ノ

 

実践を交えながら、丁寧に作り方を説明する北講師の手元に、学生たちの熱い視線が注がれています。

慣れた手つきで手早くキャラクターの顔を作っていく北講師に、主夫の貫禄を感じますね!

説明を受けた後は、いよいよ実践!さあ、上手くできるかな?

 

 

キャラクターの目の部分など、細かい作業に少し苦戦している学生もいましたが、
北講師や実行委員の学生のサポートを受けつつ、皆さん楽しみながら作っているようでした。

そして、完成品がこちら!↓

一つ一つ、作り手によって微妙に表情が違っているところが、とても印象に残りました。

今回のキャラ弁教室に参加した学生、実行委員の学生、北講師にそれぞれお話を聞きました。

○看護学科1年 安井 樹(やすいみき)さん

Q キャラ弁教室に参加してみてどうでしたか?
A キャラ弁の存在は知っていましたが、難しいイメージがあったので、
自分で作ろうと思ったことは今まであまりなかったんです。
でも、今回参加してみてそのイメージが変わりました。
確かに、一つひとつは細かい作業ですが、意外と簡単にできるので、楽しかったです!
時間があるときに、自分の家でも作ってみたいです。

○看護学科2年 樋口 愛美(ひぐちまなみ)さん、看護学科2年 安住 優花(やすずみゆうか)さん

Q 今回、2人は実行委員として参加されたということですが、その感想を聞かせてください。
A 樋口さん 今まで自分はこういったイベントに参加する側でしたが、
今回初めて企画する側の立場になって、その大変さを知りました。
計画を立てて、宣伝するためのチラシを配って、こうして実行して…。
でも、今回無事にイベントが成功したので、嬉しいです!頑張った甲斐がありました。
A 安住さん 朝早くから準備したのでその点では大変でしたが、
皆さんが楽しんで真剣に取組んでくださったので、自分も楽しかったです。
全員がお弁当を完成させることができたので、嬉しいです。

○北佳弘講師

Q キャラ弁教室を始めたきっかけはなんですか?
A パパに育児参加して欲しい思いからです。
最近は男女共同参画の考えが進んできたとはいえ、まだまだ男性の積極的な育児参加が少ないのが現状だと思います。
パパと子どもを対象としたキャラ弁教室を開くこともあるんですが、
子どもさんがいることで案外パパもすんなりと輪の中に入ってくることができます。
また、出来上がったキャラ弁を見て子どもさんが喜んでくれたりすると、
「じゃあ、家に帰ってもう一回作ってみよう!」という気持ちになるパパさんも多くいらっしゃいます。
こうした体験から、男女共同参画を進める目的で教室を始めました。

Q キャラ弁を作る楽しさとは?
A 自分の大切な人のために愛情を込めて作って、「おいしい!」と言ってくれたり、
弁当箱がからっぽで返ってきたりする時に、嬉しさや楽しさを感じますね。
相手の反応が返ってくるのが楽しみです。

また今回、プロジェクトの顧問である看護学科の梅田弘子講師も教室に参加し、
学生と一緒にキャラ弁作りに挑戦しました!


↑ 梅田講師の作品です!

梅田講師は、「今日のキャラ弁教室は、学生たちにとって未来の育MENになるための第一歩です。
実行委員の学生も、計画・宣伝・実行まで全部自分達の力でやってくれました。
本当に、私は全く手を貸したりはしていないんですよ。
学生たちの成長を間近で見られたことに、大きな喜びを感じます!」
と話してくださいました。
また、ご自身の作られたキャラ弁を誇らしげに掲げて、
「今日は娘と参加しましたが、大切な娘のために私も頑張って作りました!
そのことが、自分自身の母親としての自信に繋がりました。
こういう機会を私にくれたという意味でも、学生たちには感謝しています」
と、笑顔を浮かべていました。

今回のキャラ弁教室は、皆さんにとって素敵な思い出になったようですね♪
皆さんの楽しそうな顔を見ていると、私もキャラ弁作りに挑戦してみたくなりました(^^)
この度は取材にご協力いただき、誠にありがとうございました!

広島国際大学 企画課