2013年12月02日

保健医療学部主催「気が付けば国際協力」に参加学生から感想が寄せられました。

2013年10月26日(土)11:00-12:30本学東広島キャンパス121教室において公開講座が開催されました。
当日は学生65名、教職員7名ほか、医療従事者を含む合計85名の参加があり盛況に終わりました。
発展途上国(カンボジア国)における講演者のこれまでの苦労話、
また元消防官(救急救命士)としての生の声を聞いた学生の感想を紹介させていただきます。

医療技術学科1年 伊藤美佳
今回、実際カンボジアでJPR(日本国際救急救助技術支援隊)として活動されている正井氏の講演を聞きました。
私はこのお話を聞いて、カンボジアのこと、カンボジアの過去、現在の救急救助、消防のあり方など、
いろんなことを知ることができました。
正井氏が活動されているJPRの方々は、カンボジアやアフリカの人と資機材のない状態の所へ、
日本で使われなくなった資機材や消防車などを現地へ持っていき、
また、一から基礎の訓練を教えていました。
このような場所でJPRの方々の活動が行われている事を知り、とても驚き、本当に凄いなと思いました。
三年前と現在の写真を比べて、JPRの人々の活動にすごく感激しました。
私達も何か出来ることがあれば協力したいとともに、
これからもJPRの活動やいろんな方々の支援で世界がもっと平和になったらいいなと思いました。

医療技術学科1年 武岡寛人
アメリカの救急救命士の活動の写真を見て、
「静脈の確保」の様子、女性同士、男性同士救急車に乗車するなどいろいろとお話くださいました。
救急車に乗って搬送するのにもお金がかかるという、日本にはない法律があります。
アメリカは日本よりも救急医療が進んでいるということも知ることができました。
シンボルマークの中にイーグルのマークが導入されており、
レスキューという意味で扱われているそうです。
2008年11月大規模災害訓練では「救護所」に赤い旗のようなものを目印でつけているようです。
インドネシアやカンボジアで日本の技術を伝えていくことは、
後進国を発展させるために、とても重要なことであると思いました。
カンボジアで55.0度の気温の中、訓練をすることを聞いて、
このような環境の中で訓練をすることは日本では考えられないのでとても驚きました。
ただ、長期滞在をされて、基礎となるホース訓練、ロープ訓練などを行っている写真を見て、
訓練内容自体は日本とほぼ同じだということも知りました。
字を読む事の出来ない人が一割程度いて、
ペーパーテストを受けることのできない人がいる場合は喋り言葉でテストを行うなど、
様々な工夫をされているということも分かりました。
訓練をするために必要な資機材が足りない場合、人数を少なくし、訓練を行っているようです。
またカンボジアには警察消防というものがあり、
火を消すために必要な水を使用するのにお金が必要で市民に負担をかけており、
また、火災現場(建物内)ではホースを引いて、消火活動を行っていないということを聞き、
それに比べ、日本の消防は市民に負担をかけないという点で、日本は恵まれていると思いました。
カンボジアが日本のように技術が発展し、日本はアメリカのように発展していくことで、
カンボジア、日本ともに「救急医療」、「消防」などがより発展していくと思いました。
今回の話を聞いて、国際協力、技術支援はとても重要なことであると思います。
これからもこのような取組が行われたら良いと思います。

広島国際大学 東広島キャンパス学部事務室