2012年12月08日

やばい、やらかした!third昼食会

第3回昼食会は、2012年12月1日土曜日に開催しました。
婦人会8名、からたち会3名、小学生3名、私たち大学生7名の計21名が参加しました。

第1回、第2回昼食会では関前地区の郷土料理を作りましたが、
今回は学生の考えた関前地区の特産物を使ったアレンジ料理を作りました。
アレンジ料理を作るようになった理由は、打ち合わせの際、
婦人会、からたち会の方々から、関前地区の特産物を使った、
新しい若者の料理を学生に考えてもらいたいという意見が出たからです。
私たちが考えたアレンジ料理は、
「小松菜と鶏肉が入ったほうれん草のクリームパスタ」、
「ひじき入りサラダスパゲッティ」、「みかん大福」です。
それに加え、婦人会の副会長さんが考えられた「いかにぎゅうぎゅう詰め」というアレンジ料理も作りました。
ひじきとみかんは関前地区の有名な特産物です。
この他にも小松菜やほうれん草も関前地区で作られています。

アレンジ料理に関しては、学生だけで何度も試作し、本番に挑みました。
美味しくできるのか不安な気持ちでいっぱいでした。

いざ本番では、試作の時とは作る量が多く違ったため、分量が分からず失敗してしまいました。
パスタやスパゲッティの麺はどのくらいの量を湯がいていいのか分からず、大量に余るほど湯がいてしまいました。
また、みかん大福の生地作りは水の分量や熱を加える時間など、
試作した時と同じようにしてもうまくいかなかったので、
婦人会の方々に教えてもらいながら作りました。
改めて婦人会の方々の料理に関する知識の豊富さを実感しました。
このことから、試作の段階から、私たちだけではなく、
婦人会やからたち会の方々と一緒にしてみればよかったのではないかと感じました。

 

今までと同様に婦人会、からたち会の方々が小学生に食材の切り方などを教えている姿が見られました。
また、前回までとは異なり、私たちが考えてきた料理なので、
婦人会、からたち会の方々から私たちにどうしたらよいのか尋ねる場面もあり、
今までとは違った形の会話が生まれました。
第3回も調理を通して異世代間の交流ができたのではないかと思います。

昼食会の片づけが終わり次第、第1回・第2回と同様にレシピ作成
(調理をしたメンバーが調理の際、難しかったことや気づいたこと、
調理をする上でのポイントなどを、各グループに分かれて意見を出し合う。
出された意見は私たちがポストイットに記録し模造紙にまとめ、
グループで完成させた模造紙を、全体に発表すること)を行いました。
アレンジ料理の味が薄かったことや、分量に関することなどたくさんの意見が出ました。
今回のアレンジ料理では、多くの反省点がありましたが、
このアレンジ料理をきっかけにまた新たな関前地区の伝統料理ができればいいなと思いました。

料理はあまり好評ではありませんでしたが、
参加者全員で協力して楽しく作り、食事や会話を楽しむことができました。

全3回の昼食会を通して、参加者間での会話が増えたり、
試食やレシピ作成の際に、毎回グループのメンバーが違うので地域住民の方々と幅広く関わることができました。
このことから、参加者それぞれの関係はより深まったように感じました。

 

医療・福祉科学研究科医療福祉学専攻2年 田坂恵梨
医療福祉学部医療福祉学科4年 羽藤大貴、廿日出翔太、藤本静香、山口恭平