チーム医療で活躍できる人材を育てるIPE教育「Step3」「Step4」を実施!!

皆さんは、IPEをご存知ですか？
IPEはInterprofessional Educationの略で、専門職連携教育のことを指します。

高度化する医療現場では、様々な役割を担う専門職が連携し、
患者さんや利用者さんへの診療・サービスを提供することが求められています。
本学では昨年度より全学でこのIPEを導入し、
チーム医療で活躍できる人材を育成しています。

本学のIPEは、Step1～4までの段階的な学びを設けており、
9月16日（火）～19日（金）には、IPEの「Step3」と「Step4」を実施しました。
各学部・学科の1～4年生（薬学部4～5年生）、212名が参加しました。

Step3では、自分が目指す専門職の知識に加え、
他職種の理解をより身近なものとするために、
他学科が使用する施設・設備を見学し、
他職種との連携について考える機会とします。

各学科の学生が混合でグループを組み、全キャンパスを見学して回りました。
見学した学生は、初めて見る施設・設備に目をキラキラさせ、
積極的に実習機器などを体験していました。

また、各学科の実習室で説明役を務めた学生も、
説明を通して、自ら学ぶ分野への理解を深められたようです。

一方、Step4は、IPEの集大成として、
多学科の学生からなるグループが一つのチームとなり、
提示された症例モデルに対して、
学生がそれぞれ専門職の立場でどのように関われるのか、
ディスカッションののち、ケアプランを検討し、発表します。

学生達は医療現場さながらの真剣な眼差しで、
ディスカッションに集中していました。
参加した学生からは、豊富な経験と知識を持つ教員でさえも答えに悩むような、
高度な質問も飛び出していました。

今回のIPEのStepを通して、参加した学生達は確かな手応えを掴んだようでした。
一人でも多くの学生が他職種の理解を深め、
チーム医療に貢献できる人材へと成長することを期待します。

入試センター広報係