2014年10月29日

先輩に学ぶ!学術大会

2014年9月27日(土)、広島キャンパスにて、診療放射線学科による学術大会が開催されました。

診療放射線学科は開学当初から開設されており、
これまで数多くの卒業生を輩出しています。
しかし、卒業生が臨床の場でどのような活躍をしているのか、
また、どのような研究をされているのかを、在学生が知る機会はこれまでほとんどありませんでした。

これを受けて、同学科の清水 壽一郎教授が、
「在学生に診療放射線技師がどのような仕事をしているのかを具体的に知ってもらい、
さらには、卒業生と話すことでコミュニケーション能力を向上させ、就職に関して、
深く考えられるような場を設けたい」と発案され、
開設以来初となる学術大会が行われました。

この学術大会では、卒業生による発表だけでなく、熊谷 孝三教授が少人数クラスで指導している
1年生5名による各分野での放射線利用に関する発表も行われました。

個人が設定した目的に応じたテーマ研究がなされ、
多くの例や図を使ってプレゼンテーションが行われました。
その内容は、授業という限られた時間の中で行ったとは思えないほど深く、
そして、わかりやすくまとめられており、発表者一人ひとりに温かい拍手が送られました。

 

卒業生の発表は、施設で使用している装置の性能に関する研究から
被曝軽減の取り組みまで、幅広い分野にわたっていました。

専門的な知識が豊富に使われている一方で、
これまでの授業で聞いたことのある内容も多くあったことから、
大学4年間で培う知識がいかに重要であるかを痛感しました。

また、学術発表の後には懇親会も行われ、
和やかな雰囲気のなかで在学生と卒業生が親睦を深めました。

参加された卒業生の方からは、
「今日発表した内容について興味を持ってくれた学生がいて嬉しかったです。
私が学生だった頃はこのような機会がなかったので、また学術発表が開催されたら良いなと思います。」
という声が聞かれました。
在学生からも「就職についてたくさん話を聞きましたが、今まで自分が抱いていた
イメージがより具体的なものになりました。参加して良かったです。」との声が多く出ていました。

 

今回の学術大会に参加できなかった在学生も、
ぜひ次の機会にお越しいただけたらと思います。

最後になりますが、発表してくださった卒業生の皆様、
お忙しい中ありがとうございました。
今後のご活躍をお祈りしています。

学生広報スタッフ 伊藤佳奈(診療放射線学科2年)