2014年11月10日

「働く」ことの大切さを学ぶ、特別公開講座を開催しました。

11月6日(木)10:40~12:10、東広島キャンパスの講堂で、
「これから働き始める君たちへ」という演題で特別公開講座が開催されました。
この講演は、これから社会に出る学生たちに、
「働く」とはどういうことかについて考えるきっかけを提供するために行われたもので、
講演者にアフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)の創業者・最高顧問であり、
総理官邸直属の「教育再生実行会議」の有識者委員である大竹美喜氏をお招きしました。

講演には、講堂に集まった東広島キャンパスの学生や教職員約450人に加え、
呉キャンパスと広島キャンパスの学生や教職員約300人も、TV中継により参加しました。

 
↑ 会場の講堂には学生が続々と集まりました      ↑ 会場の様子


↑ 司会には我らが広報スタッフの太田雪乃さん!

講演に先駆け秋山学長から、大竹氏の経歴紹介があり、
自らが大竹氏と同じ庄原市出身であったことがきっかけでこの講演が実現したことに触れ、
「この講演を含め、人と人との縁(えにし)を大切にしてほしい」と挨拶しました。


↑ 秋山学長から講演に先駆けて挨拶

講演で大竹氏は、自身の少年時代やアメリカ留学時代の生活や体験談を披露され、
時折ジョークも交えながら、自分にとって働き甲斐のある仕事を探すことや、
失敗や挑戦から学ぶことが多いことをお話しされました。
また、「教育再生実行会議」でのエピソードを踏まえながら、
日本の教育の在り方、学生や社会人に求められる人間力や心力(しんりょく)について言及しました。
さらには、登山家の三浦雄一郎氏との会談のエピソードなど、
自身の最近の活動についても述べられていました。

 
↑ 豊富な経験をもとにご講演くださった大竹氏      ↑ 学生らは真剣に耳を傾けていました

講演会後半の質問コーナーでは、
学生から
「これから働き始める学生に対し、受入先となる企業や社会は何を求めているのか」
という質問があり、
大竹氏は
「たくましい挑戦意欲を持つことと、コミュニケーション能力を高めることを求められている」
と答え、学生にエールを送りました。

最後に焼廣副学長から、大竹氏に対し、
「若い学生や教員にとって、とても指針となる講演だった。
お話に大いに共感するところもあり、大学としてもさらに教育力を高める努力をしたい。」
と謝辞を述べ、講演を締めくくりました。


↑ 最後には心をこめて、花束を贈呈しました

大竹氏に質問した、
総合リハビリテーション学部リハビリテーション支援学科2年生の池田諭紀さんは、
「学内だけでなく外部の方のお話を聞くことが出来て、貴重な機会となりました。
学生が受け身になるのではなく積極的に発言できれば、
教員にとっても学生にとっても、学びやすい環境が出来るのではないでしょうか。」
と話してくれました。

働くとはどういうことか、人間性を磨く教育とは何かを考える、
学びの多い講演会となりました。

学生広報スタッフ 越智晴菜(臨床心理学科4年生)