2013年08月30日

ひろしま未来の育MENプロジェクト学生実行委員長「井手上千春(いでうえ・ちはる)さん」に独占取材をしました!

「ひろしま未来の育MENプロジェクト」とは広島国際大学の学生が主体となって活動を行っている団体で、
男性が積極的に家事や育児に参加する男女共同参画社会の実現や、
学生に将来の自分達の育児について考えてもらうことを目的として、
各種イベント企画、講師を呼んでの講演会など様々な活動を行っています。
活動の一例として、
先日ブログでも取り上げた7月14日(日)の「キャラ弁教室」などがあります(詳しくはこちらをご覧下さい♪)。

今回は、本プロジェクトの学生実行委員長である看護学科2年の井手上千春さんに、
プロジェクトのことについて様々なお話をお聞きしました!

プロジェクトの始動は去年(2012年)から。これから男女共同参画社会の実現に向けて、
男性の家事、育児への参加、協力の必要性を学生自身が感じ取って、
自分達の知識をもとにイクメンの輪を広げていこうと考えたことが、設立の動機だということです。


↑ 講師を傍らでサポートする井手上さん(右)

井手上さんが、育MENプロジェクトのリーダーをされようと思ったきっかけは、
プロジェクトを通じて、多くの人に男女共同参画とイクメン男性の素晴らしさについて広めていくことに対する
大きな使命感と、かけがえのない仲間の存在。
「この育MENプロジェクトは、去年私達の先輩である(現在は卒業した)4年生の手によって立ち上げられましたが、
今はまだ未完成なものです。それをいかに広げていくかが、私達に課される課題です。
プロジェクトを継続させかつ、一般の方々や学生に広めていく。
それは決して、簡単なことではありません。
最初はとても責任重大で、私一人で背負うには荷が重いと思っていました。
でもその大変さを仲間と支え合うことで、きっと乗り越えていけると思います。
そして、このプロジェクトの活動が、
参加してくれる皆さんにとって少しでも自分達の将来について考えるきっかけになればと思います。
そのお手伝いができたら嬉しいです」

そう語る井手上さんの真っ直ぐな瞳が、強く印象に残りました。
リーダーとして組織を引っ張っていくのは、並大抵の苦労ではありません。
それでも、励まし支えてくれる仲間がいるから、辛く苦しいことも頑張れるのですね!

また、井手上さん自身がプロジェクトの活動をされていて良かったと感じたことについてお聞きしたところ、
次のような答えが返ってきました。
「このプロジェクトの活動って、自分の成長にすごく繋がっていると思うんです。
自分達でイベントを色々計画して、キャラ弁教室のような講座を開くなら、
外部から講師を呼ばないといけませんが、その交渉も全て自分達で行います。
それらの活動は、社会に出てからきっと役に立つと思います。
プロジェクトでの活動は、社会人基礎力を身につけることにも繋がるので、大いに役立っています。
そういう意味で、本当に良かったと思います」

さらに、井手上さんにとって育MENプロジェクトは、自分の将来を描くときの基盤ともなっているようです。
「このプロジェクトで得た価値観をもとに、今自分の将来を描いています。
大学に入る前は、自分の将来に対してただ漠然と、幸せな家庭を築きたいと思っていただけだったんですが、
それがより具体的になりました。
男性の家事、育児への参画だとか、女性が男性を信じる思いであるとか、
プロジェクトを通じて得た知識をもとに、
具体的な将来像をイメージできるようになりました」そう笑顔で語ってくれました。

育MENプロジェクトの活動は、井手上さんの大学生活を実りのあるものにすると共に、
自分自身を成長させるための大切な場となっているのですね。

このように、プロジェクトのリーダーとして意欲的に活動をされている井手上さんですが、
「家族の繋がりや絆を大切にし、支えることのできる看護師になる」という大きな夢を持って今、看護学科で学んでいます。

「井手上さんになら安心して頼れる、何でも話せる。たくさんの患者さんに、そういってもらいたいです」
そう語る井手上さんの瞳は、優しさに溢れていました。

幼い頃から人と関わり、人の気持ちを考えて動くことに喜びを感じていたという井手上さん。
そんな彼女だからこそ、プロジェクトのリーダーとしての責任を立派に果たし、
メンバーにも慕われているのだと感じました。


↑ キャラ弁教室参加者の学生と笑い合う井手上さん(左端)

井手上さん、その太陽のような笑顔でたくさんの患者さんを元気にする素敵な看護師になってくださいね!

広島国際大学 企画課