2025.09.01 / 地域活性化支援プロジェクト『瀬戸内イキイキ』プロジェクト
大崎上島町島で島を知るワークを行いました!
こんにちは!瀬戸内イキイキプロジェクトです
6月21日(土)に学生24名、教員1名が、大崎上島町で「島を知るワーク」を行いました。当日は、大崎上島町社会福祉協議会の方やイキイキプロジェクトOBの先輩2名にご協力いただきながら、向山地区と山尻地区でフィールドワークを行いました。
~フィールドワーク~
1.向山地区散策
最初に、今年度、参加予定であるふれあいサロンの開催場所を見学しました。ふれあいサロンとは、高齢者の方を中心に、住民同士が交流したり、健康づくりや趣味活動をしたりする地域の集まりの場です。実際にサロンの場所を訪れてみると、あたたかく落ち着いた雰囲気があり、住民の方が気軽に参加できるよう工夫されていることがよくわかりました。活動スペースには、手作りの掲示物や飾りもあり、地域の方々の想いが詰まっていると感じました。また、実際にサロンに参加した高校生から「世代の違う方々と交流できて楽しかった」「島の暮らしを身近に感じられました」という感想を聞き、ふれあいサロンが、ただの集まりの場ではなく、人と人とをつなげる大切な役割を果たしていることを学びました。年齢や立場をこえて気軽に集まれる場所があることが、地域の安心や元気につながっているのだと実感しました。
【向山海辺の家(ふれあいサロン)見学の様子】
2.山尻地区散策
次に、バスに乗って山尻地区まで移動した後、実際に歩いて散策しました。当日は蒸し暑く、畑仕事や散歩をしている地元の方はほとんどいませんでしたが、バスに戻る帰り道にやっと地元の方と遭遇でき、お話をすることができました。その方は、「高齢者向けの福祉施設が充実しているから、この島での暮らしには満足している」と話されていました。一方で、山尻地区は坂道が多く傾斜も急であるため、足腰が弱くなった高齢者にとっては、車での移動が欠かせません。また、近隣にはスーパーが少なく、買い物は大崎地区の中心部に出る必要があるため、日常の買い物に不便を感じていないのかが気になりました。観光パンフレットやネットの情報だけではわからない、リアルな生活の様子や地域のあたたかさに触れ、「この島で暮らすってどんなことなんだろう?」と
考えるきっかけになりました。
- 【フィールドワークの様子】
~グループワーク~
午後からは、グループごとに話し合いを行いました。話し合いの内容としては、①向山地区・山尻地区の特徴、②各地域で暮らす人たちにとっての魅力や課題、③疑問点やもっと知りたいこと、④これからの活動でやってみたいこと、私たち学生ができそうなこと、の4点について話し合いました。
一人一人が限られた時間の中で、自分の学んだことを整理し、発表としてまとめることはとても大変で、難しさを感じる場面も多くありました。しかし、その過程を通して、自分の中で得た知識や気づきをしっかりと言葉にして相手に伝えることの大切さを改めて実感しました。自分の言葉で伝えることで、内容への理解がより深まると同時に、聞き手にとっても伝わりやすくなることを学ぶ貴重な機会となりました。
【発表の様子】
今回の島を知るワークでは、大崎上島町を実際に見て周り、自然の豊かさや島の人たちの温かさを肌で感じることができました。特に、海や山などの景色はとてもきれいで、今まで知らなかった島の魅力や課題を見つけることができました。この活動で学んだことを、今後のサロン活動や島の方に還元できる活動に繋げていきたいと思います。
【集合写真】
栄養学科1年 金重 絢子
看護学科2年 小笠原 栞
看護学科2年 中曽 陽詩