学生短期海外研修
- アメリカ・カリフォルニア州 CPRX
- 医療・福祉科学研究科 医療工学専攻 博士前期課程
- 南有田 くるみ さん
- 『海外での臨床実習を終えて-MSIアプローチの習得-』
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この1ヶ月間の研修でMSI概念や治療コンセプトだけではなく、米国と日本の医療制度の違いや養成校時代に学ぶ教育課程が異なる
ことなど、多くの違いから日本を客観的に見ることができました。また、直接患者さんとコミュニケーションをとる必要があったため、コミュ
ニケーション能力や英語力が身に付きました。
身体評価や治療は、米国の理学療法士免許が無い為、実際の患者さんに施すことはできませんでしたが、スタッフの方々に協力して
いただき、腰や肩を介入させてもらうことができました。この経験で身体検査などを身につけることができたことと、レポート作成により
MSI概念を深めることができました。
日米間の養成校における教育課程の違いは、日本よりも解剖や運動学などの学問を丁寧に時間をかけて行い、専門知識を4年間学び、
大学卒業後にさらに3年間学ばなければいけません。そのため、日本よりも専門的な内容を学び、理学療法士の質向上に国を挙げて
取り組んでいる印象がありました。この違いが、日本の今後の課題となっていくだろうと感じました。
最終更新日:2014年11月19日