リハビリテーション学科

理学療法学専攻

教員紹介


平元 奈津子(ひらもと なつこ)  講師
学位・資格 博士(医療工学)理学療法士
専門分野 ウィメンズヘルス理学療法、運動器疾患理学療法学
キーワード 理学療法学
研究テーマ 1) 妊産婦の身体症状に関する研究
2) ウィメンズヘルスにおける理学療法に関する研究
研究紹介 研究実績一覧

自己紹介

理学療法士としてリハビリテーションセンターで約6年働いたのち,本学(2006年学科開設時)に着任しました.出身は東広島市で,中学・高校・大学と広島市内の学校に通い,職場はずっと東広島で,広島が大好きです.家庭では二人の子供を育てながら,職場では大学教員として多くの学生さんと関わることで,自分が一番育てられている気がします.自分自身の妊娠,出産の辛い経験を通して,妊婦さんや産後のお母さんの体の不調について興味を持つようになり,研究として取り組んでいます.海外では私のような妊産婦さんを対象とした研究や臨床が盛んに行われていますが,日本では本当に数少ないのが現状です.地道な研究活動などを通して,将来の日本のお母さんたちが楽しく体も辛くない出産や育児をしてもらえる日が来ることを望んでいます.

教育方針

知識や技術の獲得や向上はもちろん大切ですが,私は特に将来社会人,医療職になる人として,最低限の常識やマナーを身に着けてもらいたいと思って,学生さんと関わっています.理学療法士として関わる方は,病気やけがで体に問題や障害をお持ちの方,高齢者,障害をお持ちのお子さんとそのご両親,など本当に色々な立場の方です.相手の立場に立って物事を考えられるようになることが必要となります.そして相手の立場を理解するためにはその方々と十分なコミュニケーションを取ることが必要となり,社会人・医療職としての常識やマナーがあれば相手の方から信頼されやすくなります.

大学生活の4年間で,学業だけでなく様々な社会経験をしながら,社会人としての常識やマナー(言葉遣い,立ち振る舞い,気遣いなど)といったものを自然と身に着けてほしいと思います.

担当授業

1年生ではチュートリアルを担当しています(詳細はチュートリアルの項目をご覧ください).

2年生以降の専門科目のうち実習や演習で,授業担当の先生の補助として授業に入っています.運動系機能能力評価学実習では,関節や筋肉の運動について,どのように計測したり,機能面の評価を考えたりする授業です.腕や脚の長さや太さの計測,腕や脚の関節がどのくらい動くのか角度を測ったりする実技が主な内容です.物理療法学実習では,体を温めたり,痛みを弱めたりするようなさまざまな物理療法の機械を実際に扱えるようになることを行っています.その機械による体への影響や仕組みは講義で習っていますが,実際に自分たちで体験することで,その理解も深めながら行います.臨床運動学演習では,ひとの動き(運動)がどのように行われているのかを理解していきます.歩く,立ち上がるなど基本的な運動(動作)を専門的な知識を基に分析して,問題点を見つけ出すことで,治療を考えることができるため,大変臨床に近い内容となります.

チュートリアル紹介

私のチュートリアルでは,主にプレゼンテーションをする力を身に着けてもらうことを目的としています.チュートリアルの少人数向けに,自分が興味のある内容(医療,保健,福祉の分野)について調べて,まとめて,限られた時間内に発表してもらいます.時間内に発表するためには上手にまとめる必要があります.そして発表内容に対して質問が出た場合,的確に答えることも望まれるため,しっかり調べる必要があります.インターネット上で簡単に調べたものではなく,きちんと本や文献をもとに内容をまとめることは,今後の授業レポートや臨床実習での症例レポート,卒業論文の作成にあたって基本的なことであり,役立つものとして入学当初から身に着けてもらいたいと思っています.

大学院・研究室紹介

私はウィメンズヘルス分野における理学療法の研究を行っています.主に妊産婦のマイナートラブル(腰痛,骨盤痛,尿失禁)といわれる症状と,姿勢との関係について着目して研究に取り組んでいます.妊婦の姿勢について,先行研究では様々な報告がありますが,日本ではほとんど報告がないのが現状です.また,産後の女性が抱える様々な身体症状のうち,特に筋骨格系の問題である腰痛や尿失禁について,盛んに臨床や研究が行われている海外と異なり,まだ日本では女性特有の出産経験の観点からの報告や取り組みが少ないのが現状です.これらについて,近隣の婦人科クリニックの協力の下,研究を続けています.

日本の理学療法士で私のようなウィメンズヘルス分野の理学療法について研究している方々と共に,ウィメンズヘルス理学療法研究会を2012年に発足しました.この研究会では女性のライフステージを通して生じる様々な健康問題に対する理学療法に関する研究の発展を促進し、会員相互の自由な意見、情報の交換、その他関連のある国内・国外学会との幅広い交流を図ることを目的としています.
私の研究や,研究会について興味のある方はぜひお声かけください.

経歴

学歴

平成10年 広島大学医学部保健学科 卒業
平成12年 広島大学大学院 医学系研究科修了(修士(保健学))
平成23年 広島国際大学大学院 総合人間科学研究科 医療工学専攻修了(博士(医療工学))

職歴

平成12年 広島県立身体障碍者リハビリテーションセンター
平成18年 広島国際大学保健医療学部(現在に至る)

資格,免許

理学療法士,趣味で…アロマコーディネーター,筝曲(生田流)中傳

業績

論文

  • Spinal curvature and characteristics of postural change in pregnant women.Okanishi N, Kito N, Akiyama M, Yamamoto M.Acta Obstet Gynecol Scand. 2012 Jul;91(7):856-61.
  • 主成分分析を用いた妊婦の姿勢分類の有用性 妊婦の姿勢変化と身体症状の関係性に関する基礎調査(原著論文)岡西 奈津子, 木藤 伸宏, 山本 雅子, 焼廣 益秀, 秋山 實利医療工学雑誌(1881-9265)5号 Page1-8(2011.03)
  • 産後の身体のマイナートラブルに対する理学療法(解説)岡西 奈津子, 木藤 伸宏, 河村 光俊, 焼廣 益秀, 秋山 實利医療工学雑誌(1881-9265)4号 Page1-7(2010.03)

学会

  • SPINAL CURVATURE AND CHARACTERISTICS OF POSTURAL CHANGE IN PREGNANT WOMEN; LUMBAR KYPHOSIS AND THORACIC KYPHOSISOkanishi N., Kito N., Akiyama M., Yamamoto M.16th World Pyhsical Therapy 2011The World Confederation for Physical Therapy
  • 妊婦の姿勢評価とマイナートラブルとの関係岡西 奈津子, 山本 雅子第53回日本母性衛生学会総会・学術集会
  • 妊婦の姿勢評価 非妊娠女性との比較岡西 奈津子, 木藤 伸宏, 秋山 實利, 山本 雅子第47回日本理学療法学術大会
  • 産前産後の姿勢変化とマイナートラブルに関する研究岡西 奈津子, 木藤 伸宏, 河村 光俊第43回日本理学療法学術大会
  • Analysis of Posture and Movement During Pregnancy and After ChildbirthNatsuko OKANISHI, Nobuhiro KITO, Mitsutoshi KAWAMURA10th International Congress of the Asian Confederation for Physical Therapy

講演

  • 平成24年3月竹原・豊田地区歯科衛生連絡協議会講習会(地域歯科保健関係者育成事業)題目「口腔機能とリハビリテーション」
  • 平成23年8月財)ひろしまこども夢財団「子育て施設と小児医療機関との連携事業」題目「出産前後の母体のケアについて」
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