医療の本質を深く理解した上で、医療に関わる経営や組織等の人的資源に関わる学識・医療施設や機材等物的資源に対する知識・資源の運用のための財務等資金管理技術・情報管理とともにその操作技術等を修得し、また外部環境としての法制度や経済状態も合わせて理解することにより、長期的視野に立って経営的判断を下せる高度な専門的人材を育成することを基本方針とする。

教育の対象は、本専攻の基礎に関わる学問を学んだ医療経営系学科の卒業者が主となる。しかし、それ以外にも医師・看護師等医療機関のトップマネジメント担当者や経営幹部候補者、医療に関するビジネス分野における経営学や経営工学等の経営分野出身の経営幹部候補者、外国人で帰国後に自治体担当部局責任者や海外の医療関係機関からの留学生等、幅広く門戸を開き、他領域の知識基盤を修得したものが、互いに切磋琢磨し、医療経営に関わる知見を広めるように教育する。

・医療機関の幹部職員（特に、法人の企画等経営の中枢的職員）

・高度な専門性が求められる医療情報担当者

・経営知識、情報管理、施設・設備管理等の広い知識を有するコンサルタント

・自治体の保健・医療担当部局、地域医療審議会等の公的団体

・福祉施設や医療・福祉複合施設の経営・管理者

・国際機関の保健・医療担当部局、ＪＩＣＡ等のコーディネーター派遣医療機関

・研究機関等での研究者

・大学院博士後期課程への進学