医療栄養学科
本学科で取得できる主な資格には、所定の単位をそろえて卒業時に申請するものや、所定の単位の取得で受験資格が与えられるものがあります。
化学・生物の補習教育からスタートし、基礎的な科目を学んでいきます。1年次の後期終了時には、これまでの授業内容が 理解できているかどうかを確認する復習テストを受験します。
2年次には、1年次に学んだ栄養学の基礎的な知識をベースに、さまざまな年代や病気に応じた個別的な栄養指導を学ぶ応用栄養学・臨床栄養学、幅広い対象に健康増進を目的にした栄養指導を行える知識を身に付ける給食経営管理学・公衆栄養学など、授業内容の専門性が高まります。それに応じて後期から、1年次の苦手な傾向を復習する補習を受けます。さらに後期終了時に受ける復習テストの結果に基づき、正解できなかった箇所を個別指導でフォロー。「できない」を持ち越しません。
ゼミに配属される3年次は、ゼミごとに国家試験に向けた勉強と卒業研究の両立に向けた計画を立て、協力して学習を進めます。後期から、過去問を解いて弱点を補強する補習を開講。また学内外の模擬試験を複数回受験することで、学生は自分の実力を知ることができます。12月には栄養士実力認定試験を受験し、管理栄養士を目指す全国の学生の中で、自分がどれくらいの実力なのかを知ることができます。結果はゼミ単位でフィードバックし、学生らは本気モードに。4年生での学習に繋げます。
ゼミ単位で教員がきめ細かくフォロー
これまで学んできた全分野の総復習を行う補習を実施し、学生一人一人が理解できるよう徹底指導します。さらに学生が学習に利用できるゼミ室には1人につき1つ専用の机があり、5~6人の学生が長い時間安心して勉強に集中できる環境が整っています。すぐ隣には各教員の研究室があり、自習する学生をきめ細かくフォロー。学生同士で教え合う風土もあります。個別に質問を受けたり相談に応じるなどのバックアップ体制をとり、一丸となって合格を目指します。
集中して勉強できる環境が整ったゼミ室
大嶺 ちひろさん
(2019年度卒、勤務先:広島市立安佐市民病院)
私は国家試験の勉強をするにあたって、一日の復習をノートに書き留めること、模試で間違えた問題は押さえておくこと、この2点を意識して取り組んでいました。「今日何したっけ?」とならないように、一日勉強した要点を1ページにまとめていました。1ページに収まっていない日はたくさん勉強できた、全然書けていない日はもっと頑張らなきゃ、とモチベーションにもしていました。
国家試験の勉強は復習が一番大事だと思います。模試も受けるだけではなく、そのあとの復習を大事にしていました。私は人よりスピードが遅い方で、周りと比べて焦るときもありましたが、一人ひとり勉強法は異なります。自分に合った勉強法を見つけて取り組むことが大切になると思います。
時には息抜きをしたり教え合ったりと一緒に頑張ったゼミ仲間、友人、先生方による国試対策授業、家族などたくさんの方々に支えられ、国家試験に臨むことができました。