医療栄養学科

教育プログラム

いのちを学び、専門性を養う。

「食」は、いのちの源となる大事なもの。疾病予防、介護予防、病気の重症化予防など、健康維持に深くかかわっています。 一人ひとりの生活やこころの状態などを踏まえ、適した栄養指導ができる管理栄養士をめざして、基礎から段階的に学修。実践する力を養っていきます。

ヒロコク医療栄養学科
管理栄養士を目指すための専門科目+α

カリキュラム一覧【2024年度予定】

1年次基礎を固める

「管理栄養士」の役割や使命を学び、将来像を固めていく

化学・生物の補習教育を行い、基礎を徹底的に固めます。同時に実習・実験科目もスタート。管理栄養士としての自覚を育みます。

カリキュラム

スタンダード科目
(1年次)

  • アカデミックリテラシー
    チュートリアル
    デジタルコミュニケーション
    データサイエンスⅠ
  • 英語コミュニケーションⅠ
    英語コミュニケーションⅡ
  • 専門職連携基礎演習Ⅰ
    専門職連携基礎演習Ⅱ
    スポーツ実習Ⅰ

オプション科目
(1〜3年次)

  • 中国語Ⅰ
    中国語Ⅱ
    ドイツ語Ⅰ
    ドイツ語Ⅱ
    プログラミングⅠ
    哲学
    文学
    心理学
    芸術学
    文化人類学
    日本国憲法
    経済学
    歴史学
    政治学
    統計学
  • 数学基礎
    数学
    物理学
    化学
    生物学
    科学実験a
    科学実験b
    日本語表現法
    コミュニケーション論
    グローバル化と人間a
    グローバル化と人間b
    データサイエンスⅡ
    データ解析
    プログラミングⅡ
    スポーツ実習Ⅱ
  • 人間と文化a
    人間と文化b
    人間と社会a
    人間と社会b
    人間と自然a
    人間と自然b
    教養ゼミ
    日本事情a(留学生特例科目)
    日本事情b(留学生特例科目)
    日本語Ⅰ(留学生特例科目)
    日本語Ⅱ(留学生特例科目)

専門教育科目
(1年次)

社会・環境と健康

  • 公衆衛生学Ⅰ

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち

  • 生理学
  • 解剖学
  • 解剖生理学実習
  • 生化学実験
  • 生化学I II
  • 病態学 |

食べ物と健康

  • 調理学
  • 食品化学
  • 調理学実習
  • 調理科学実験
  • 食品衛生学

基礎栄養学

  • 基礎栄養学

栄養教育論

  • 栄養教育論 |

スポーツ栄養分野

  • スポーツ栄養サポート論 I、II

まなびと連動した学外との連携

  • メニュー開発演習I

関連科目

  • 健康科学概論
  • スポーツ・エンターテインメント演習
  • 洋食調理演習

※ ■は必修科目※カリキュラムは予定であり、変更になる可能性があります。

2年次専門性を深める

段階的な教育プログラムを通して、専門知識を身に付ける

専門的科目が増加。段階を踏んで積み上げていく体系的な教育プログラムで、学んだ専門知識を実践する力へと結び付けていきます。

カリキュラム

スタンダード科目
(2〜4年次)

  • 英語リーディングⅠ
    英語リーディングⅡ
    スポーツ学
  • 専門職連携総合演習Ⅰ
    専門職連携総合演習Ⅱ

オプション科目
(2〜3年次)

  • Reading & Writing
    英語プレゼンテーション
    検定英語

専門教育科目
(2年次)

社会・環境と健康

  • 公衆衛生学Ⅱ、Ⅲ
  • 公衆衛生学実習

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち

  • 病態学Ⅱ、Ⅲ

食べ物と健康

  • 食品化学Ⅱ
  • 食品加工学
  • 献立作成実習
  • 食品化学実験
  • 食品衛生学実験

基礎栄養学

  • 基礎栄養学実験
  • 食事摂取基準演習

応用栄養学

  • 応用栄養学Ⅰ、Ⅱ

栄養教育論

  • 栄養教育論Ⅱ、Ⅲ
  • 栄養教育論実習

臨床栄養学

  • 臨床栄養学総論
  • 臨床栄養学各論Ⅰ

給食経営管理論

  • 給食経営管理総論
  • 給食経営管理各論
  • 給食経営管理実習Ⅰ

スポーツ栄養分野

  • スポーツ医学概論
  • スポーツ栄養サポート論Ⅲ

まなびと連動した学外との連携

  • 地域コミュニケーション演習

※ ■は必修科目 ※カリキュラムは予定であり、変更になる可能性があります。

3年次現場感覚を養う

さまざまな実習を経験し、現場で対応できる力を養う

実践的な学修が中心となる3年次。学内外で行うさまざまな実習を通して、管理栄養士としての専門性、現場対応力を高めていきます。

カリキュラム

スタンダード科目
(3年次)

  • 地域創生と危機管理

専門教育科目
(3年次)

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち

  • 病態生理学実習

食べ物と健康

  • 食品加工学実習

応用栄養学

  • 応用栄養学Ⅲ
  • 応用栄養学実習

臨床栄養学

  • 臨床栄養学各論Ⅱ、Ⅲ
  • 臨床栄養学実習Ⅰ、Ⅱ

公衆栄養学

  • 公衆栄養学Ⅰ、Ⅱ
  • 公衆栄養学実習

給食経営管理論

  • 給食経営管理実習Ⅱ

スポーツ栄養分野

  • スポーツマネジメント演習Ⅰ・Ⅱ

医療栄養分野

  • 臨床栄養管理学演習
  • 栄養薬学
  • 医療・福祉・介護と栄養ケア

まなびと連動した学外との連携

  • メニュー開発演習Ⅱ

関連科目

  • 総合演習Ⅰ
  • 総合専門演習Ⅰ
  • 臨地実習Ⅰ(給食の運営)
  • 卒業研究Ⅰ

※ ■は必修科目 ※カリキュラムは予定であり、変更になる可能性があります。

4年次国家試験に挑む

管理栄養士の国家試験合格へ向けた、総仕上げ

それぞれの研究室で、卒業研究を進めます。卒業論文の発表後は、本学独自の国家試験対策プログラムに集中し、合格をめざします。

カリキュラム

専門教育科目
(4年次)

  • 総合演習Ⅱ
    総合演習Ⅲ
    総合演習Ⅳ
    総合演習Ⅴ
  • 総合専門演習Ⅱ
    臨地実習Ⅱ(給食経営管理論)
    臨地実習Ⅲ(臨床栄養学)
    臨地実習Ⅳ(臨床栄養学)
  • 臨地実習Ⅴ(公衆栄養学)
    卒業研究Ⅰ
    卒業研究Ⅱ

※ ■は必修科目 ※◆は選択必修科目 ※カリキュラムは予定であり、変更になる可能性があります。

授業科目紹介

  • 公衆衛生学の授業風景

    社会・環境と健康

    私たちが健康な毎日を送るうえで大切な環境や生活習慣(身体活動・運動、睡眠、歯と口の健康など)、病気を予防するための対策などを学びます。(森 宏子講師)

  • 生化学実験の授業風景

    人体の構造と機能及び疾病の成り立ち

    糖質・たんぱく質・脂質の定性・定量を行います。また、実際に酵素を扱い、酵素反応について学修します。(手納 直規教授)

  • 食品加工学実習の授業風景

    食べ物と健康

    食品は衛生面や栄養面のみならず、健康に寄与する機能性も付加されています。加工原理を学び、科学的な根拠に基づいた食品加工の知識を習得します。(坂本 宏司教授)

    受講した学生の声

    かまぼこ、ジャム、ケチャップなどの加工実習を通じて、授業で学んだ知識を実際の食品で体験できるとともに、殺菌理論や保存方法なども楽しく学ぶことがきます。
  • 基礎栄養学実験の授業風景

    基礎栄養学

    生体は摂取した栄養素をエネルギーへ変換し、さらに生体構成成分を合成し、生命を維持しています。実験を通して、生体内での栄養学的機能について理解します。(岡村 友理香助教)

    受講した学生の声

    生体試料を用いた実験は、自身の体の状態について知ることが出来て、とても勉強になりました。食事を気にかけるようになりました。
  • 応用栄養学実習の授業風景

    応用栄養学

    各ライフステージに適した栄養ケアマネジメントについて学びます。妊娠期から出生後、乳児期、幼児期、成長期、成人期、高齢期に至るまでの栄養アセスメントや栄養ケア計画の立案を行います。(中村 亜紀教授)

  • 栄養教育論実習の授業風景

    栄養教育論

    教育内容に聞き手の年齢や理解度に配慮した工夫を加え、栄養教育を受けた人がすぐにでも実践したくなるような教育プログラムを完成させて発表します。(山口 光枝教授)

    受講した学生の声

    相手の人が求めている情報をわかりやすく伝えること、相手の人の目線で考えることができるようになりました。
  • 臨床栄養学実習の授業風景

    臨床栄養学

    疾病や障害を有する人の食事・栄養摂取の方法について学びます。事例を挙げて、ディスカッションを重ねながら、傷病者に適切な食事・栄養摂取について提案できる力を養います。(齋藤瑛介講師)

    受講した学生の声

    ・4年生で病院に臨地実習に行きます。その時に大学での授業と実習内容すべてが大切であると実感しました。
    ・病態について学び、さらに重症度別の食事療法について学びました。病態や重症度によって食事は異なるため、覚えることは多いですが、病院で働くためにとても重要な科目です。
  • 公衆栄養学実習の授業風景

    公衆栄養学

    地域で生活する人々の健康・栄養状態をよくするために管理栄養士としてどのように活動すればよいか、実際の課題分析や計画づくりを通して学びます。(森 宏子講師)

    受講した学生の声

    実際に事業計画づくりから健康教室の実施までを行い、4年生の保健所での臨地実習にも生かすことができました。
  • 給食経営管理実習の授業風景

    給食経営管理論

    利用者のニーズに合った献立作成を行い、原価管理、衛生管理、生産管理など給食経営管理の一連をグループで実施し、大量調理の特徴を理解します。(木村 留美准教授)

    受講した学生の声

    ・給食を実際に食べてもらうことで作る側の責任が持てました。
    ・美味しく、衛生的に作ることが大切だと思いました。
  • スポーツ栄養マネジメント演習Ⅰの授業風景

    スポーツ栄養分野

    本学科が連携しているスポーツ団体の選手に対して食事調査等を実施し、その結果をもとに栄養セミナーや個別栄養教育のシミュレーションを行います。(梶井 里恵講師)

    受講した学生の声

    アスリートの方に直接栄養教育をさせて頂くことで、伝えることの難しさを実感したし、コミュニケーション能力も身に付けることが出来ました。
  • 専門職連携総合演習の授業風景

    医療栄養分野

    専門職連携総合演習は、広島国際大学全学科共通で実施する科目です。11学科混合で約60のチームに分かれ、提示された症例患者に必要なケアについて、話し合い、検討しあう科目です。(齋藤 瑛介講師)

    受講した学生の声

    他学科の学生と連携し、患者のケアプランを作成する科目です。各々の専門における知識やケア内容を説明し、患者の問題解決に向けて話し合うのですが、1チーム10人いるので、話し合いに苦労しました。
  • 地域コミュニケーション演習の授業風景

    まなびと連動した学外との連携

    学外の企業等と連携し、スーパーのレシピカードの作成や保育園での読み聞かせ、カフェメニューの作成、広島食材の魅力発信についての企画・提案を行います。学内での学びを基に、さまざまな体験を通して地域の食育に貢献することができます。

    受講した学生の声

    私たちは、SDGsについて考える取り組みで、野菜の廃棄率に着目しました。家庭用乾燥機を用い、保存性の高い朝食レシピを考えました。家庭での食品乾燥は難しかったですが、食品ロス削減の新たな道を切り拓けたように思います。