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高齢者の安心安全な食を学ぶ
家庭で簡単炊飯「やわらか米」の試食・摂食嚥下機能評価法の実習

2024年1月23日配信 NEWS RELEASE【No.18】

広島国際大学(学長:清水壽一郎)と広島県栄養士会芸予支部(支部長:木村要子)は2月23日に合同で、高齢者の摂食嚥下(えんげ)機能について考える研修会を開催します。

 

【本件のポイント】
● 高齢者人口の増加により、関心が高まる摂食嚥下機能について考える研修会
● 「やわらか米」試食と摂取嚥下機能評価法の実習から食支援を具体的に学ぶ

 

      ㊧やわらか米㊨見た目は通常の米に近い         聴診器を使い飲み込み時の音を確認

 

高齢になると、舌やのどの筋力が低下して、食べ物や飲み物をうまく飲み込めない摂食嚥下障害が増えます。生活の質向上や健康寿命の延伸には、安心して食べたり、食べる喜びを感じられたりする食支援が欠かせません。そこで、本学と広島県栄養士会芸予支部では、食支援を具体的に学ぶことのできる研修会を企画しました。
本学の医療栄養学科の坂本宏司教授の講演では、坂本教授がクリスターコーポレーション(広島県府中市)と開発した「やわらか米」の紹介・試食をします。酵素の働きを利用して米をα化しているため、少量の水を加えて家庭用炊飯器のおかゆモードで炊けば、見た目は通常のご飯ながら、かゆ状の軟らかさに仕上がります。米を水分でふやかしているおかゆと違い、含まれる水分は少ないため、エネルギーが「全がゆ(5倍がゆ)の2倍(推定値)」と効率よく摂取でき、栄養面でも優れています。2024年1月には特許も取得しました(特許 7417223号)。
リハビリテーション学科の福岡達之准教授の講演では、摂食嚥下障害の原因や症状に関する基礎知識や評価の方法を紹介します。また、のどに聴診器を当てて飲み込む時の音や呼吸音を確認する実習も行います。
総務省の人口推計では、日本の総人口に占める65歳以上の高齢者人口の割合は29.1%(2023年9月15日現在)と、その割合は世界で最も高くなっています。今後も更なる上昇が見込まれ、2045年には36.3%になると国立社会保障・人口問題研究所が推計しています。高齢者の増加に伴い食支援のニーズは、ますます高まることが考えられます。

 

 

 

■令和5年度(公社)広島県栄養士会芸予支部研修会

 

1. 開催日時:2024年2月23日(金・祝)

        ①13:05~13:40 医療栄養学科 教授 坂本 宏司

         講演・試食「自宅で簡単に作れるやわらか米完成」
        ②13:40~15:40 リハビリテーション学科 准教授 福岡 達之

         講演「摂食嚥下障害の基礎知識と評価法」
         実習「摂食嚥下障害の各種スクリーニング法の実際」

 

2. 場  所:広島国際大学 呉キャンパス 1号館3階 1301教室

                    (呉市広古新開5-1-1)

 

3. 申  込:広島県栄養士会ホームページ https://www.eiyou-hiroshima.or.jp/

                     2月9日(金)まで

 

4. 参 加 費:別紙開催案内のとおり

 

 

 


■本件発信部署・取材のお申し込み先
 学校法人常翔学園 広報室(担当:石村、上田)
 TEL:06-6954-4026 Koho@joshyo.ac.jp