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10分でインフルエンザ感染を判別 ウイルスを光らせる試薬開発、製品化

2016年3月24日掲載

薬学部の有機合成化学研究室(担当/池田潔教授、大坪忠宗准教授)が静岡県立大学との共同研究で開発した、インフルエンザウイルスを紫外線で光らせる試薬が、和光純薬工業からこのほど、発売されました。ウイルス培養などでこれまで数時間かかっていたインフルエンザの検査が、わずか10分ほどに短縮。医師による素早く確実な処方を可能にし、感染拡大の防止や患者の負担を減らすことが期待されます。

 

インフルエンザウイルスは、人間などの細胞にくっついたり、細胞内で増殖し外へ出て行く際に、ウイルスの持つ「シアリダーゼ」という酵素を活性化させて働かせます。この仕組みに注目した研究チームは、「シアリダーゼ」が働くときに紫外線に反応して光らせる試薬の開発を2014年に成功していました。

本試薬によって、ウイルスを生きたまま取り出すことが可能になり、従来難しかったウイルスの変異や抗インフルエンザウイルス薬への耐性の有無をリアルタイムに遺伝子レベルで調べることができるため、薬効の評価や新薬の開発が進むことが期待できます。すでに大腸がんなどの「シアリダーゼ」の検出や診断にも有効であることも分かっています。

 

【概要】

■商品名

 BTP3―Neu5Ac―Na

■販売元

 和光純薬工業株式会社(大阪市中央区道修町3-1-2)

 

取材の申し込みおよび内容に関するお問い合わせ先

広島国際大学 広報室(坂井・中神)
TEL:0823-27-3102