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FM東広島「広国PARK」(2021年4月15日放送分)の内容をレポート!!~面白!心理学実験!心理クイズ!~

2021年4月23日

FM東広島(89.7MHz)で、広島国際大学が送るラジオ番組「広国PARK」。

心理学科の学生が取材を通して番組を制作し、
隔週木曜日19時から24分間お送りする番組です。

学生がラジオ番組の制作に関わることで、
地域への情報発信によるコミュニケーション能力の向上を目指すとともに、
自分たちが学ぶ地域への関心を持つ機会の提供、
そして、東広島市に根ざした大学として地域への貢献を目指しています。

4月15日(木)は、心理学科の学生5人が放送しました。
放送トピックは、
「心理学でカフェを解釈してみよう」です。

心理学で何かを解釈してみようという企画は、なんと2回目なんです!第1回は曲、音楽についてでしたが、今回はカフェについてです。

カフェで勉強や作業をしていると、普段よりはかどるといった経験は皆さんありますか?ちなみに僕はカフェに行かないのでよくわかりません(笑)。ですが、放送メンバーはみんな作業効率が上がるそうです!いったいなぜでしょうか?理由を2つ紹介します!

1つは「社会的促進」が働いているからです。「社会的促進」とは作業をしているときに、そばにほかの人がいることで作業効率が高まる現象のことです。なるほど。確かに、自宅で課題をするより、みんなと一緒に課題をすると、作業効率は上がっているかもしれません!

ではここからは、放送では紹介していなかった部分についてもう少しだけ詳しく見ていきますね。先ほど、「みんなと一緒に課題をすると、作業効率は上がっているかも!」と書きました。こういった、同じ作業をしている人がいることで社会的促進が起こることを「共行動効果」と言います。共に(同じ)行動をする・・・。読んで字のごとくですね!また、カフェにいるお客さんをイメージしてみてください。すべての人が課題をしているとは限りません。仕事をしているサラリーマンや読書をしている人、あるいはというかその多くはお食事やおしゃべりを楽しんでいる方が多いですね。しかし、そういった中でも社会的促進は起こるのです!だから、カフェでは作業効率はあがると説明ができるのです。

2つ目の理由は光などの様々な環境要因が落ち着きやすさに影響しているからなんですね。特に、「光環境の相応しさ」「店外からの視線の程度」「店外の様子のわかりやすさ」が落ち着きやすさにつながっています。さらに、昼と夜とでどうやら、落ち着きやすさに影響するものが変わるようです。昼だと、カフェの外の視線が、夜だと、店内の光の相応しさが関わっているようです。昼は、店内から外の様子がよく見えます。外の人の視線があまりにも多すぎると、集中しにくいですが、周りからの視線が少ないと落ち着きやすくなります。一方夜では店内から外を見ると、ガラスには店内の様子が映ります。外からの視線がわからなくなるので落ち着きやすくなるのではと考えられております。確かに外を歩く人にジーっと見られると流石に集中しにくいですよね・・・。

今回、メインパーソナリティを務めた心理学科3年生内畠央貴さんは、
「今回は、初めてメインを担当いたしました。緊張しましたがとても楽しかったです。今後も皆さんの役に立てるものを作っていこうと思います!」
と、次回に向けて決意を新たにしていました。

初メインお疲れ様でした!そろそろ僕もしゃべりたーい!!

次回4月29日の放送では、
広島国際大学 心理学科教員 中村志津香先生へのインタビューを取り上げる予定です。
新任の先生についてたくさん掘り下げていきたいと思います!ぜひお聞きください!

心理学科3年生 馬場健太郎

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