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大学紹介

学長メッセージ

広島国際大学 学長

清水 壽一郎

(しみず じゅいちろう)

 

 広島国際大学は、1998年に賀茂郡黒瀬町(現東広島市黒瀬町)の地に、2学部5学科で開学しました。現在では、東広島市、呉市の2都市に亘り、6学部11学科、4研究科7専攻、1専攻科を有する大学となりました。「世のため、人のため、地域のため、理論に裏付けられた実践的技術をもち、現場で活躍できる専門職業人を育成する。」という建学の精神のもと、健康・医療・福祉分野の専門職業人を育成しています。ここまで大学が歩みを進めることができましたのも、皆様のご支援とご協力あってのことと感謝いたします。

 

 さて、最近「ウェルビーイング(well-being)」という言葉を見聞きする機会が増えました。ウェルビーイングとは、「しあわせ」「健康」を表す言葉です。世界保健機関の憲章で使われており、日本WHO協会では「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と訳しています。経済的な豊かさのみならず、精神的な豊かさや健康までを含めた幸福や生きがいを捉えるウェルビーイングの考え方が重視され、社会の関心も高くなってきています。

 日本の教育振興に関する計画である「第4期 教育振興基本計画(令和5年度~令和9年度)」のコンセプトとしても、日本社会に根差したウェルビーイングの向上を掲げています。日本社会に根差したウェルビーイングの要素として、幸福感(現在と将来、自分と周りのひと)、人とのつながり、学校や地域でのつながり、心身の健康、社会貢献意識などを挙げており、これらを、教育を通じて向上させる必要性をうたっています。

 

  本学では、将来像を「ともにしあわせになる学び舎 ―ひとをつなぎくらしをつなぎ未来へつなげる―」と定めています。これは、人と人とのつながりや連携を重視し、本学に関わるすべての人が、ともに学び、ともに活動し、ともに成長することによって、地域社会や人々をしあわせな未来につなげていく大学を目指したものになります。

 健康・医療・福祉分野のいずれも「しあわせ」「ウェルビーイング」と関係が深い分野となります。

 また、健康の維持や予防医療など、健康・医療・福祉分野全般において、人と人のつながりが重要であることから、交流と連携を重視して活動をしていくという本学の方針として定めました。健康・医療・福祉分野の学びを、地域との連携を重視した学びに発展させるため、2024年4月に、地域の課題解決に取り組む「社会学科」を開設しました。この「社会学科」には、「政策」、「まちづくり」に関する課題を自治体や地元企業、地域住民と協働して、解決に導く人材を育成する「地域創生学専攻」と、様々な生活上の問題を抱える地域の方々を対象に問題解決に向けて取り組む社会福祉士、および精神保健福祉士等を養成する「社会福祉学専攻」の2専攻で構成しています。

 さらに、今年度は東広島市との「広島国際大学 Town Gown Office」を開設し、本学の特徴を活かした「東広島健幸ステーション」として地域の方々との連携を深めていきます。また、「広国市民大学」をさらに発展させ、地域の方々がともに学修できる環境を整えます。

 将来像の実現に向けて、これまで以上に学びや地域との連携を促進させ、これまで以上に地域の方一人ひとりの、また社会のウェルビーイングに資する人材の育成に努めてまいります。今後とも皆様のご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。

 

最終更新日:2024年4月1日