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タイトル：Improvement of physical functions in elderly patients with heart failure depends on the hepatic reserve
掲載誌：Physical Therapy Reserch
著者：Daisuke Kuwahara, Takuya Umehara, Nobuhiro Kito
論文の概要：近年、多臓器不全を伴う高齢心不全患者が増加している。さらに、心不全と肝予備能の低下が重なると重篤な骨格筋機能障害をきたし、生存率が低下する。本研究では、高齢心不全患者において、肝予備能の違いにより5回椅子立ち上がり時間（5STS）と歩行速度（WS）の改善が異なるかどうかを検討した。二元配置分散分析の結果、肝予備能不良群の5STS（p＝0.04）およびWS（p＝0.01）は、肝予備能良好群よりも悪い傾向がみられた。本研究の結果は、高齢心不全患者における肝予備能が身体機能の評価において重要な因子である可能性を示唆した。
