リハビリテーション学科

理学療法学専攻

資格取得と対策


国家試験を突破するために、できることのすべてを。

取得できる資格と卒業後のキャリア

理学療法士

医療機関:大学病院、一般総合病院、リハビリテーションセンター、地域の保健センター ほか

福祉関係機関:肢体不自由児施設、養護施設、一般企業(福祉用具研究開発)ほか

作業療法士

医療機関:大学病院、一般総合病院、リハビリテーションセンター ほか

福祉関係機関:肢体不自由児施設、養護施設、身体障害者厚生施設、一般企業(福祉用具研究開発)ほか

言語聴覚士

医療機関:大学病院、一般総合病院、(耳鼻科、小児科、脳外科など)、リハビリテーションセンターほか

その他:人保健施設、小児療育センター、特別支援学校、行政機関ほか

義肢装具士

医療機関:民間の義肢装具製作所 ほか

その他:病院の義肢装具製作化

国家試験合格率 2023年度
広島国際大学100.0% 全国平均95.3%

大学を無事卒業できても理学療法士になれるわけではありません。卒業と同時に国家試験を受験し、合格してはじめて理学療法士になることができます。本専攻では、全員が国家試験に合格できるよう幾重にもサポートしています。


国家試験の位置づけ

「理学療法士」は、理学療法士国家試験に合格して初めて名乗ることができる、いわゆる「国家資格」です。理学療法士国家試験は厚生労働大臣または文部科学大臣の指定を受けた理学療法士養成校を卒業した者または卒業見込みの者のみが受験することができる試験です。理学療法学専攻は、文部科学大臣の指定を受けた理学療法士養成校であり、本専攻への入学はすなわち理学療法士になりたいと願う者が集う場所です。本専攻では本気で入学者全員を「理学療法士」に育て上げていくことを最大の目標としています。


国家試験合格率について

本専攻の国家試験合格率は下記のとおりです。全国平均を大きく上回ってはいますが、100%合格をめざして、毎年学習方法の改善に取り組んでいます。

2009年度 100% 全国平均 92.6%
2010年度 83.6% 全国平均 74.3%
2011年度 94.0% 全国平均 82.4%
2012年度 100% 全国平均 88.6%
2013年度 90.9% 全国平均 83.7%
2014年度 98.5% 全国平均 82.7%
2015年度 96.2% 全国平均 74.1%
2016年度 98.5% 全国平均 90.3%
2017年度 95.0% 全国平均 81.4%
2018年度 98.6% 全国平均 85.8%
2019年度 100% 全国平均 86.4%
2020年度 96.9% 全国平均 79.0%
2021年度 97.0% 全国平均 88.1%
2022年度 98.6% 全国平均 94.9%
2023年度 100% 全国平均 95.3%

学科(専攻)としての具体的な学習の取り組み

本学科で行っている国家試験対策について学年ごとにその内容を記載します。

2、3年生

2年生には夏休み明けの9月末に学内模試100問(1年生から2年生前期までに勉強した範囲から出題)、3年生には春休み明けの3月末または4月初旬に学内模試100問(共通科目)を実施し、それまでに学んだ内容がどの程度定着しているかを確認しています。普段の授業の理解度・定着度を低い学年から確認していくことで、早期から国家試験に対する意識を高く持ってもらいます。

4年生

春休み明けの3月末または4月初旬に学内模試200問(国家試験の範囲全て)を実施し、国家試験形式(マークシート)への適応の練習と、現在の実力を知ることで自己学習への動機づけへと繋げています。また、4月には学外の講師による2日間の集中的な国家試験対策セミナーを行っています。

後期には専門業者が作成した計6回の模擬試験と大学で作成した1回の模擬試験を行い、国家試験本番を想定した状況での学習を行っています。また、理学療法学演習では4年生全員を5~6名の小グループに編成し、きめ細やかな指導を行っています。その他にも、「やらされる勉強」から「自分たちがやる勉強」への転換を期待し、ゼミ単位で学生自身が学修計画を立案し、実施する方法も取り入れています。各ゼミの教員はグループ学習への助言とグループ成熟への促しを行っています。


e-learning(インターネット自己学習システム)の利用

本専攻では国家試験対策の一環としてインターネット環境を利用した自己学習システム(e-learning)「リハドリル」を導入しています。このシステムでは、国家試験の過去問や教員作成のオリジナル問題(合計数千問)の中から分野別やランダムに問題を解くことができるようプログラムされています。分野別の正答率を確認することができ、苦手分野の把握や対策を行うことができます。このように、スマートフォンやパソコンを利用した国家試験の準備もできるよう、学習環境を整備しています。


卒業生支援システム

毎年国家試験合格率100%を目標としています。とはいえ、目標を達成することができない年度もなかにはあります。1回目の国家試験受験で合格できなかった卒業生が「理学療法士」になる夢を捨てることがないよう、卒業後も大学の施設利用や勉強部屋の確保、模擬試験の受験料補助といった支援を行っていく体制を整えています。

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