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2025.6.19

広国市民大学公開講座で専門職と学生が意見交換

2025年6月7日、広国市民大学公開講座「多職種でつながろう!気になるこどもの支援、大学でOT(作業療法士)と考えよう」が開催されました。本講座は、本学作業療法学専攻の小澤恭子教授が主催する「夜ゼミ」の10周年企画として実施され、多職種連携の重要性を改めて認識する貴重な機会となりました。

 

地域と大学をつなぐ「夜ゼミ」10年の歩み

「夜ゼミ」は、地域の子どもたちを支援する福祉施設などの専門職の方々からの「医療や作業療法に関する専門知識を深めたい」という要望に応える形で、2015年5月にスタートしました。子どもたちの支援に携わる作業療法士が少ない地域において、情報共有や意見交換の場が限られているという現状を打破するため、小澤教授が「みんなが集える場所を作りたい」という思いで発案。以来100回を超える交流を重ね、地域における多職種連携の拠点として活動してきました。

 

多様な専門職と学生が集い、活発な意見交換

今回の公開講座には、様々な分野の専門職の方々に加え、本学作業療法学専攻の学生など、35名が参加しました。

講座では、まず小澤教授より作業療法士の役割やこどもとの関わりについて詳細な説明がありました。続く参加者同士の交流の時間では、それぞれが日頃抱えている問題点や疑問点を挙げ、多職種ならではの異なる視点から活発に意見を交わしました。

 

参加者のコメント(一部紹介)

「つながることの大切さを再確認することができました。意見交換することで大切なことに気づいたり、違った視点を知ることができ、行き詰まっていた悩みが軽くなりました。

悩んでいることを相談できるつながりを大切にしていきたいです。」(保育士)

 

「実際に多職種の方が意見を出し合っているところを見て、とても良い経験になりました。保育所や教育機関で、作業療法士はとても必要とされていると改めて実感することができました。」(作業療法学専攻3年)

 

 

本学では、多職種連携の推進を重要な柱としており、今回の公開講座は、さまざまな専門職の方々と学生が直接交流し、学びを深めることができる非常に貴重な機会となりました。今後もこのような連携の場を積極的に提供し、地域社会への貢献に努めてまいります。

 

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