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タイトル:Sex differences in joint contracture formation after anterior cruciate ligament reconstruction in rats(ラット前十字靭帯再建後の関節拘縮形成における性差)
掲載紙:Journal of Orthopaedic Research
著者:Akinori Kaneguchi, Marina Kanehara, Kaoru Yamaoka, Junya Ozawa
論文の概要:前十字靭帯再建後の関節拘縮形成における性別の影響については議論の余地があります。本研究では、動物モデルを用いて前十字靭帯再建後の関節拘縮形成における性別の影響を調査しました。前十字靭帯再建後、オスとメスの両方で関節拘縮が生じましたが、オスの方がより重度でした。関節の線維化もオスの方が重度でした。後肢の機能の指標であるトレッドミル歩行中の歩幅の減少には性差はありませんでした。ACL再建後の関節の線維化反応はオスの方がより重度であり、これはより重篤な関節拘縮形成につながる可能性があります。そのため、特に男性患者では術後の線維化に対する治療が関節拘縮を軽減するために重要かもしれません。
