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2026.1.6

金口瑛典講師らの論文が「Journal of Orthopaedic Research」に掲載されました。

タイトル:The timing of anterior cruciate ligament reconstruction surgery after injury affects development of cartilage and meniscus degeneration in rats(ラット前十字靭帯再建の時期は関節軟骨や半月板の変性に影響する)

 

掲載紙:Journal of Orthopaedic Research

 

著者:Akinori Kaneguchi, Marina Kanehara, Norikazu Nishida, Kaoru Yamaoka, Junya Ozawa

 

論文の概要:前十字靭帯再建後にはしばしば変形性膝関節症が生じます。前十字靭帯再建の時期が関節軟骨や半月板変性に影響を及ぼすことを示唆する報告がいくつかありますが、一貫した見解は得られていません。そこで本研究では、前十字靭帯再建の時期が関節軟骨や半月板変性に及ぼす影響を明らかにすることを目的としました。ラットの前十字靭帯を切断し、その後1、14もしくは28日後に靱帯再建術を行いました。一部の動物は靱帯再建術を行わずに飼育しました。前十字靭帯切断から56日後、関節軟骨と半月板の変性を組織学的に評価しました。前十字靭帯切断後に半月板変性と関節軟骨変性が生じました。1日後に再建術を行うと、半月板変性が軽減し、関節軟骨変性には悪影響を及ぼしませんでした。14もしくは28日後に再建術を行うと、半月板変性を軽減できませんでした。さらに、28日後に再建術を行うと、再建なしと比較して関節軟骨変性が促進されました。結論として、軟骨変性に影響する半月板を保護するために、ACL再建術は可能な限り早期に行った方が良いことが示唆されます。

 

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