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義肢装具学専攻では、好評につき今年度も保護者を対象としたオープン形式の授業参観を開催しています!
学内で行われる実習の様子を通して、義肢装具士の仕事に関わる作業の一端を見ていただくことで、お子様が目指している資格について理解を深めていただくことを目的として実施しています。
6月27日(金)は、1年次「義肢基礎工作実習」の実習の様子を参観いただきました。
この授業は2年次から始まる本格的な義足実習に向けて、基礎技術を習得するもので、
下腿義足製作に必要な作業を経験します。
義足の中でも特に重要な「ソケット」の樹脂注型など、実践的な技術の習得をめざしています。
保護者の皆様には、学生たちが実際に作業に取り組む様子をご覧いただきました。初めて触れる専門的な道具や素材に戸惑いながらも、真剣な表情で作業に向き合う、「未来の義肢装具士」としての第一歩を踏み出している姿を見学いただけたのではないかと思います。
<授業参観の様子>
6月29日(日)は、3年次の「義肢Ⅲ実習(大腿義足)」の実習の様子を参観いただきました。
この授業では、大腿切断者の方をお招きし、学生が学習用の義足を製作します。
また、技術習得だけでなく、義足モデルの方との円滑なコミュニケーションも重視されます。相手の気持ちに寄り添いながら、丁寧に説明し、安心して協力していただける関係を築くことも、義肢装具士として欠かせない力です。
学生は切断者の方と実際にコミュニケーションをとりながら、大腿義足の製作を進めていました。
<授業参観の様子>
今回の参観を通じて、保護者の皆様にはお子様の成長を実感していただくとともに、義肢装具士という職業の奥深さにも触れていただけたのではないでしょうか。
今後も学生たちが自信を持って技術を磨き、誰かの「歩み」を支える存在へと成長していく姿を、ぜひ温かく見守っていただければと思います。
今年度授業参観日はこれからも実施予定です。
学年を問わず、どの学年の授業に何度参加いただいても問題ございません。
授業参観の詳細は、下記よりご確認ください。
https://www.hirokoku-u.ac.jp/rehabilitation/files/po_202505.pdf