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タイトル：Cortical rhythms associated with early postural stabilization during the transition from the double-leg to the single-leg stance
掲載誌：Human Movement Science
著者：Yuji Nishioka, Yoshiki Tanaka, Nobuhiro Kito, Akihiro Matsuura
論文概要：立位姿勢において不安定な姿勢を安定化させる過程における大脳皮質の寄与は十分に明らかにされていません。本研究は，健常若年成人を対象に両脚立位から単脚立位への移行動作を実施し，運動野領域の活動性を反映する脳波のα・β帯域のパワースペクトルと三次元動作解析により得られる姿勢の安定化時間（time to stabilization: TTS），足圧中心（center of pressure: COP）との関連を調査しました。その結果，姿勢安定化前のαパワーの減少と姿勢安定化後のβパワーの増大がTTSの短縮と有意な相関を示しました。一方で，脳波とCOPは有意な相関を示しませんでした。本研究から，両脚立位から単脚立位へ移行する際に，大脳皮質は姿勢安定化前後で異なる役割を果たし，姿勢を早く安定させることに積極的に関与していることが示唆されました。
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