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2025.10.10

梅原拓也講師らの論文が「Physical Therapy Research」に掲載されました。

タイトル:Recovery of physical function during hospitalization among heart failure patients with and without cachexia

掲載誌:Physical Therapy Research

著者:Takuya Umehara, Akinori Kaneguchi, Yuji Nakashima, Yosuke Yamamoto, Nobuhisa Katayama, Nobuhiro Kito

論文の概要:本研究の目的は、新たに提案されたAsian Working Group for Cachexiaの悪液質基準を用いて、心不全患者の入院中の身体機能回復に対する悪液質の影響を明らかにするとともに、悪液質を有する心不全患者の特徴を明らかにすることとした。結果として、悪液質を有さない心不全患者では、退院時において入院時と比較して身体機能の改善が認められた。一方、悪液質を有する心不全患者では、入院中に身体機能の改善は認められなかった。心不全悪液質には、低栄養リスク指数(GNRI)および低い筋パワーが有意に関連した。これらの結果は、悪液質を有する心不全患者は入院中に身体機能の回復が乏しく、筋パワーの低下およびGNRIの低値による栄養状態の悪化が、悪液質の存在と関連していることを示唆した。

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