リハビリテーション学科

作業療法学専攻

教員紹介


田尻 佑喜(たじり ゆうき)  准教授
学位・資格 博士(医学)、医師
専門分野 脳神経内科学、認知症、パーキンソン病
キーワード 軽度認知障害、オンライン診療、疫学
研究テーマ 1)パーキンソン病の軽度認知障害患者の進行因子
2)神経難病患者のオンライン診療導入に際しての心理的、環境的障害因子の特定

自己紹介

出身:兵庫県香美町
趣味:昔のカメラレンズ収集と写真撮影、水草栽培と水景作り(アクアリウム)、魚釣り
好きな言葉:『為にならない勉強はない』

教育方針

「為にならない勉強はない」―これは誰かの名言だと思い込んでいましたが、調べてみると、どうやらそんな言葉を残した人はいないようです(笑)。

さて、皆さんは数学、古典、社会、英語などの勉強が好きですか?これまでの勉強や、これからも学び続けることに納得していますか?

正直なところ、私自身も昔は「役に立たない勉強は無駄ではないか」と思っていました。しかし、学ぶことは自分の為になるだけでなく、家族や周囲の人々、さらにはリハビリを必要とする患者さんの為にもなるのです。

私自身、医師、神経内科医になるために学んできたことはもちろん、周囲の人や先生方から教わったこと、医師になってから患者さんから学んだことがたくさんあります。そして、それらが誰かを救うきっかけになったこともありました。学びを与えてくれた方々への感謝と、この言葉の意味を、私自身が強く実感しています。

皆さんが学び得たことも、いつか誰かの為になるときがきます。社会に出る前にそれを実感するのは難しいかもしれませんが、大学生活の中で少しでもその感覚を持ってもらえたら嬉しいです。

大学という環境で4年間、好奇心のままに、あるいは必要に迫られて勉強・研究に打ち込めることは、とても贅沢で幸せな時間です。座学だけでなく、同級生、先輩、後輩、教員、地域の方々との交流の中でも、多くの学びがあるでしょう。どうでしょうか?少しワクワクしてきませんか?

療法士になった後も「学び」は生涯続きます。皆さんがリハビリを必要とする人や患者さんに寄り添える、専門職として自立した療法士へと成長できるよう、私も全力でサポートしていきます。

担当授業

●内科学系:内科学Ⅰ、内科学Ⅱ、内科学概論
●脳神経系:脳神経学、リハビリテーション脳神経学、リハビリテーション脳神経内科学、脳神経機能評価学
●その他:医学概論、病態生理学

主に内科・脳神経系の講義を担当します。

チュートリアル

グループワークで、皆さん自身が「学びたい」「調べたい」と思うテーマを設定し、協力しながら調査・解決に取り組みます。担当教員はあくまでサポート役です。

実は、私も皆さんが選ぶテーマの答えを持っていないことがほとんどです。だからこそ、一緒に考え、学んでいきたいと思っています。

ゼミ

神経系とリハビリテーションの観点から研究テーマを考えます。運動・知覚などの計測やアンケート調査に関連した研究を中心に進めていきます。

また、国家試験合格に向けた勉強も一緒に頑張りましょう。私は医師としての資格を持っていますが、療法士の国家試験を実際に受けたわけではありません。そのため、「どうすれば合格できるのか」を少し異なる視点から考えながら、皆さんと一緒に学び続けています。

経歴

学 歴

鳥取大学医学部医学科 卒業
鳥取大学医学系研究科医学専攻博士課程 修了

職 歴

鳥取県立中央病院、山陰労災病院、鳥取県立厚生病院にて医師として勤務
鳥取大学医学部附属病院にて脳神経内科医師・教員として勤務

主な資格・認定受賞歴

医師免許
日本専門医機構 内科専門医
日本内科学会 内科指導医
日本神経学会 神経内科専門医・指導医
日本認知症学会 認知症専門医・指導医
共用試験医学系臨床実習前医学生OSCE評価者認定講習会 修了(神経診察)

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