リハビリテーション学科
1,000時間を超える実習で学んだ知識が「自信」に変わる。
本学の作業療法学専攻では、実践的な教育を重視しており、1,000時間(国の規定は800時間以上)を超える学外臨床実習でスキルを身につけます。すべての実習前後にはセミナーを実施し、臨床実習で学んだことをデスカッションすることで、自ら学び・主体的に考える力を身に付けていきます。
作業療法学専攻 4年 中路 れあさん
現場で働く作業療法士の方を見て、「患者さんとのコミュニケーション、めちゃくちゃ上手いなぁ」って思いました。それだけじゃなくて、ちゃんと信頼関係も築けていて、いい距離感で接している姿がすごく印象的でした。「自分もあんな風になりたいな」って憧れました。私も患者さんと接する機会があったので、できるだけ自分から声をかけて、楽しくお話しすることができました。
作業療法学専攻 4年 杉本 昴さん
教科書で患者さんの事例を学んだり、学生同士で模擬患者になってしっかり練習するので、安心して学外実習に行くことができます。それでも、実際に患者さんのリハビリに関わったときは、やっぱり緊張したし、教科書通りじゃない症状もあって戸惑いました。でも、現場で作業療法士の先生にいろいろ教えてもらいながら、自分がめざしたい「理想の作業療法士像」も少しずつイメージできるようになりました。
作業療法学専攻 3年 堀川 千雪さん
ヒロコクの作業療法学専攻のいいところは、実習の時間がたくさんあって、実際の現場をしっかり経験できるところです。実習に行くまでは、学内での座学や演習が中心で、「これ、現場でどう使うんだろう?」って思うことも正直ありました。でも、実習に行ってみたら、今まで学んできたことがつながって、すごくイメージしやすくなりました。そのおかげで、「座学も大事なんだな」って実感できて、前より勉強がしやすくなった気がします。
地域に根差した施設(介護老人保健施設や通所施設など)を見学、体験する実習です。5日間にわたり、異なる5か所の施設の見学を行います。実際に働く作業療法士の方と出会い、地域での作業療法士の活躍を見学する最初の学外実習です。
2週間同じ施設において、一人の作業療法士の先生(臨床実習指導者)に帯同し、作業療法士の仕事について見学・体験する実習です。臨床実習指導者の見守りの下、一部の業務の体験(治療道具の準備・片付け、対象者との会話、治療の手伝い)も実施することで、1年次よりも深く作業療法士の仕事を知り、体験することができます。
医学基礎や作業療法評価法の授業を修めた上で、実際の作業療法対象者の方を担当し、対象者の治療的問題点を評価・推論し、作業療法目標・治療プログラムの立案を行うのが3年次実習です。臨床実習指導者の指導の下、実際に一部の治療プログラムの実践することもあります。作業療法に欠かせない対象者の評価を経験する重要な実習です。実習前実技試験(OSCE)を受けて合格したのちに、評価実習に行くことができます。
最終学年で行う実習は、対象者の問題点の評価・推論、目標・治療プログラム立案という3年次の課題に加え、実際に自分の考えたオリジナルの治療プログラムを実践し、その結果を考察するという総合演習となります。作業療法士として独り立ちするための最後のステップとなります。